ママ友とのコミュニケーションツールとして欠かせない「LINE」
画像や動画の送信もできて、スケジュールの調整やアンケート機能もあるなど、連絡手段としてかなり使い勝手がいいLINE。家族や友人はもちろん、幼稚園や保育園、PTAや習いごとなどのママ友との連絡にもばっちりです。特にLINEのグループ機能は、3人以上の集まりになるととても便利。一斉連絡したり、既読の数で全員が読んだかどうかも判断できたります。少し親しくなったら、メールよりもLINEのIDを交換して連絡を取り合うほうがスムーズです。
スタンプ機能があるので、「了解」などとスタンプで返信できるのも、いそがしいママには頼もしいポイント。タイムラインで、日常のちょっとしたできごとをアップできるのもよいですね。とにかく便利なLINE。もはや日常になくてはならないツールといえます。
LINEでは「既読スルー」が大きなトラブルの元になる場合も
けれどこの便利すぎるLINE、既読という機能がじつはちょっとした曲者です。1対1のLINEでは、相手が読んだかどうかが瞬時にわかります。「既読にする」「既読スルー」などの言葉も生まれました。
この「既読スルー」が、ママ友の間では大きな問題です。既読、というのは「既に読んだ」ということ。なのに、スルーなのです。読んでいるのに、返信がこない。もしかして、無視されているのかも?とモヤモヤした気持ちになりがちです。メールなら、相手が読んだかどうかわからないので、こちらも返信がこなくてもそれほど気になりませんでした。でも、LINEでは相手がすでに読んだことが、こちらにはわかってしまいます。読んだら返してほしいのが人情というもの。メール時代のように「気づかなかった」という言いわけは通用しません。LINEの通知に気づいて、読んでいるのに……どうしてあの人は返してこないの?とママ友への不信感が生まれてしまいます。悪意があるのかないのかわからない。しつこく連絡するのも気がひける、そのうちにだんだんと腹が立ってくることも。
さらに複数人でのグループLINEでは、特定の人には反応するけれど、自分からの呼びかけには「既読スルー」している、なんてこともわかってしまいます。冷静に考えれば、返信のひとつやふたつたいしたことではありません。意見の集約などの際には、意見を表明しない人のほうが不利になりがちです。ほうっておけばいい、頭ではそうわかっていても、気持ちのうえでは「どうして既読スルーなの?」と落ち込んだり、嫌われているのかなと不安になったりしますよね。とくに昔からの友人ではない、子どもを介したママ友という存在は、よけいに相手が何を考えているのかわからないもの。ため息が思わず出てしまいます。