様々な雇用方法がある中で年々需要があがりつつあるのが派遣社員。 派遣社員は正社員や契約社員とはまた違った雇用方法で働き方も違います。 「派遣社員で働きたいけどどんな仕事かわからない」「やっぱり正社員の方が安定していて楽なんじゃない?」 と思う方も多いかと思います。これから、派遣社員を始めたいと思っている方はぜひチェックしてみてください。

派遣社員で働くという選択肢

様々な雇用方法がある中で年々需要があがりつつあるのが派遣社員。 派遣社員は正社員や契約社員とはまた違った雇用方法で働き方も違います。

  • 「派遣社員で働きたいけどどんな仕事かわからない」
  • 「やっぱり派遣社員より正社員の方が安定していて楽なんじゃない?」

と思う人も多いのではないでしょうか。

正規雇用ではないことでデメリットが多いイメージの強い派遣社員ですが、派遣社員として働くことによって得られるメリットもたくさんあります。

今回は派遣社員とはどんな働き方なのか、メリットやデメリットもあわせてご紹介します。

そもそも派遣社員ってどんな働き方?

派遣社員で働くメリット・デメリットは?正社員や契約社員との違いも解説!
(画像=girlwork.tokyo/wp-content/uploads/2020/11/meeting.jpeg、『lovely』より引用)

まずは、派遣社員とはどういったものなのかご紹介します。 選ぶ職業や派遣会社によっても異なってくる部分もありますが、派遣社員といっても基本的なシステムはどこも同じです。

派遣会社に登録して企業に勤める

派遣社員として働くためにはまず、派遣会社に登録するのが必須です。

派遣会社は大小含めてもかなりの数があり、女性向けの求人の多い会社や事務系の仕事が多い会社など派遣会社によっても特色があります。

派遣会社に登録するにはまず、その派遣会社に行かなくてはいけないので来社予約をします。 自分のプロフィールや希望する職種などを簡単に入力した後派遣会社に行く日時を決めて来社します。

そこで面談やスキルチェックなどをした後に派遣会社の担当者から自分にあった企業を提案してもらって実際に働く会社を選ぶという流れが基本です。

最近では直接来社せずにスマホやPCのカメラ機能を使って面談ができる会社もあります。

企業の人手不足を補う役割

派遣社員の主な役割は「働く企業の人手不足を補う」ということです。

例えば、短期間だけ人手が必要、新しい事業を始めるために人手が必要など何かしらの理由で企業に人手不足ができてしまった場合に正社員の募集や面接をしても契約や処理などで間に合わないこともあります。

それを補い、助けるために派遣という働き方があります。

派遣社員として働くにも種類がある

派遣社員と聞くと短期間だけ働くもの、長く働くことが難しいものと考える人もいるかも知れませんがそうではありません。

派遣の中にもいくつか種類があり、それによって働き方も異なります。

  • 長期派遣・・・企業に3ヶ月以上働く前提で雇用される派遣
  • 短期派遣・・・3ヶ月以内の勤務で雇用される派遣
  • 紹介予定派遣・・・半年〜1年後に正社員として雇用する前提の派遣

などが主な派遣の種類です。

他に常用型派遣があり、有期契約である長期・短期紹介予定派遣と違い、常用型派遣は雇用期間を定めない無期での雇用契約となります。

派遣会社によっては派遣社員だけでなく、正社員や契約社員としての求人もあるので自分が一番働きたいと思えるものを選べます。

派遣社員は契約社員や正社員と何が違うの?

派遣社員で働くメリット・デメリットは?正社員や契約社員との違いも解説!
(画像=girlwork.tokyo/wp-content/uploads/2020/11/pc-1.jpeg、『lovely』より引用)

では、派遣社員は契約社員や正社員の人と何が違うのでしょうか。 いくつかある中でも決定的に違うものをいくつかご紹介します。

同じ職場で働ける期間は原則3年

派遣社員は長く働くことができない、と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

派遣社員は法律で同じ職場で働くのは最長3年という決まりがあるため、どんなに相性が良い企業でも長くて3年間しか働けません。 同じ企業で3年以上働くとなると企業から正社員や契約社員として雇ってもらわなくてはなりません。

契約社員もまた期間を決めて更新をしながら働きますが、3年などの縛りはないので契約が更新される限りその企業に勤めることができます。

ただし、無期雇用派遣はこれに当てはまらず、無期での契約期間となります。

自分らしく自由に働ける

例えば、転勤をしたくない、子供がいるから定時で帰宅したいなど自分の理想や願望があると思います。

正社員や契約社員で働いた場合ある程度は融通がきいたとしても転勤や毎日の定時帰宅、休日出勤などを完全に避けることはできません。

ですが、派遣社員は予め契約内容が決まっているため、その契約内容と違ったことをやるように言われたり強制されることがありません。

また、派遣社員が長時間残業すると企業側が仕払う賃金も高くなってしまいますし、あまりに残業時間が長くなると派遣会社から注意がくることもあるため残業を推奨する企業が少ないです。

就業先企業と直接契約しているわけではない

派遣社員は働く場所は派遣された企業ですが契約をしているのは派遣会社なので、実際に働いている企業と契約しているわけではありません。

正社員や契約社員は企業と直接契約を交わして働きますが、派遣社員は派遣会社と企業が契約した中で働きに行くだけなので自分自身と企業には契約がありません。

そのためお給料も努めている企業からではなく、派遣会社から支払われます。 年末調整や健康診断なども同様に派遣会社から行うことになります。

派遣社員で働くメリット

派遣社員で働くメリット・デメリットは?正社員や契約社員との違いも解説!
(画像=girlwork.tokyo/wp-content/uploads/2020/11/hitouch.jpeg、『lovely』より引用)

派遣会社で働くことのメリットはどんなものがあるのでしょうか。 正社員や契約社員ではなかなか叶わないようなことも派遣社員であれば叶います。

クレームは派遣会社を通して伝えられる

上司と相性が悪い、仕事が多すぎて辛い、セクハラがあるなど会社に改善してもらいたい、どうにかしてもらいたいと思うことを直接言わなくていいのが派遣社員の良いところです。

派遣社員が「こうしてほしい」「これがつらい」と思うことは全て派遣会社の担当者に話すのがルールになっています。

そのため、自分で直接言うのは嫌、どう話せばいいのかわからないという人でも自分の気持ちを担当者に伝えればそれを派遣先の上司に伝えてくれます。

働いている企業に直接クレームを入れるのは基本的にはNGでトラブルの元になります。

自分に合った仕事を見つけられる

派遣会社には様々な業種の求人がたくさんあるので自分に本当に合った仕事を見つけやすいです。

自分でどんな仕事が合うかわからないという人でも担当者が条件や性格、スキルなどで相性の良さそうな企業を提案してくれるので安心です。

漠然と自分で求人を眺めて探すよりも候補がいくつかある中から選ぶことができるので時短にもなりますし、本当に働きたいと思える企業を見つけられます。

大手企業に勤められる可能性がある

派遣会社に人材を依頼している会社の中には誰もが知っている有名企業もたくさんあります。

IT系や老舗企業、一部上場企業など、普通ではなかなか働くことが難しい会社などで派遣社員として働けます。

いずれは正社員として大手企業で働きたい、スキルアップしたいという人という人にもおすすめです。

正社員や契約社員ではなく派遣社員として働くので忙しい大手企業であったとしても残業が少なかったり、勤務時間の融通がきくなど直接雇用されていると難しいようなことも叶う可能性があります。

合わないと思った時に辞めやすい

実際に働いてみて「思っていたのと違う」「このまま働くのは無理」と思ってしまうこともあるかもしれません。

派遣社員は3ヶ月ごとに契約更新の有無を確認してくれることが多いため、もし契約更新を確認された際に辞めたいと思ったらその旨を担当者に伝えれば契約が終了になります。

派遣会社からすると企業側が更新と言っていれば何とかして働き続けてもらおうとしますが、強制することはできませんので最終的には辞められます。

ですが、何度も同じような理由で短期間で契約を終了してしまうとブラックリストに載ってしまい、紹介してもらえなくなる可能性があるので注意してください。