DV気質かチェック!性格・行動の特徴

DV男の特徴11選!こんな性格・行動に注意!対処法も教えます
(画像=『Lovely』より引用)

今いい雰囲気の相手にDV気質があるかどうか、または今付き合っているあるいは結婚している彼がDV男かどうか、気になりますよね。

残念ながら、はじめからDV気質を見抜くのはなかなか難しいです。

しかし、長くつきあっていると本性が現れることもありますので、注意深く観察してみてください。DVをする人の気持ちも併せて性格や行動の特徴をご紹介します。

①第一印象は柔和で優しそう

DV男のイメージはどんなものでしょうか?筋肉質であったりヤクザ然としていたりと屈強な男を思い浮かべるでしょうか?

実際のDV男はごく普通の男性です。むしろ真逆で、第一印象は柔和で優しそうな顔つきや雰囲気をしている男性がDV男だったというケースも少なくありません。

DVというのは加害者側の深層心理に男尊女卑があり発生することが多いのですが、なかなか第一印象でそれが表面化することはないのです。

時間を経てよく話すうちに女性を見下す発言があったり亭主関白的な考えが見え隠れしたりしたら気をつけましょう。

②外面がいい

DV男というのは基本的には周囲にDV気質を悟らせません。自分の会社関係や彼女・妻の家族や知人に対しては「いい人」を演じていることが多いです。

周囲の人はDV男だと気が付かないのでDV被害が発覚しづらいというケースも少なくはないです。

③相手によって態度が変わる

相手によって態度が変わるのもDV男の気質と言えるでしょう。

今あなたに対して優しくしてくれていても、彼があなた以外の人に横柄な態度や傲慢な態度をとっていることがあれば、ひょっとしたらそれが将来自分に向くかもしれないと注意深く見てみてください。

④クレーマー気質

「自分が理不尽な目に遭ったから、何とかしろ!」といった言葉や要求を突きつける人のことをクレーマーといいますが、クレーマーは基本的に自分より「下」だと思った店員・スタッフにそのような態度をとります。

自分より格下である、弱者であると思う人間に対して尊大な態度になるのは、DV男の顕著な特徴。その場で自分の要求が通らなかったとき、怒りの矛先が恋人や家族に向かうことも往々にしてあるようです。

クレームをつけている本人は自分が正しいと思っていたり相手に自分の要求を呑ませたい、相手を従わせたいと思ってそのような行動をとっていますので、それが彼女や妻に向くことがあっても不思議ではないでしょう。

⑤自分こそが正義

自分こそが正義と思っているだけであれば問題はないのですが、それを他人に押し付けると問題が発生します。必ず自分が正しいと思っていると、何か誤りがあっても認めず、ひどい場合は他人に責任転嫁するでしょう。

プライドが高く、謝り方を知らないという男性は存外に多いです。「わかってくれない周りが悪い!そのオレの気持ちを、お前が受けて然るべきだ!」と謎ロジックを展開し、その上それが暴力になることもあるようです。自分は被害者であるという思い込みがあり、怒りの矛先として自分より「下」である女性を選ぶケースは多いようです。

また、メサイアコンプレックスやカメリアコンプレックスをこじらせているケースもあります。両者に共通している特徴は、相手の状況が改善し幸せになることではなく、相手を救ってあげた「自分」が好きであるということ。

そのような人も行き過ぎるとDVに発展するというのは容易に想像がつきますね。

⑥ステレオタイプな考え方

相手の自分の理想を押し付け、理想と離れた言動を目にすると、思わず手が出てしまう…「男・女はこうあるべき」というステレオタイプの価値観を持っているのもDV男の特徴と言えるでしょう。

男が優位で女は劣っているという認識からの発言があれば要注意です。「女のくせに、オレに口答えするな!」「女らしくしろ!」「女が口出しするな!」といった発言が飛び出るようであればアウトでしょう。

⑦束縛する

LINEや着信履歴をこと細かにチェックし、見たことのない男の名を見つけようものなら、「誰?」と途端に不機嫌になる男性もDV男の気質があります。

パートナー女性の携帯をチェックするのは、自分にとってそれが当然の権利と思っているからで、交友関係をチェックすることで女性を自分の配下に置こうとするのです。もちろん、過去の男関係のチェックも怠りません。

さらに、DV男が送ってきたLINEや電話の反応が遅れると非難されるということも多いようです。

女性のことを自分の所有物かのように思っているので、何でも知っていることが当たり前で、また、それが束縛であるとは、微塵にも感じていないようです。

⑧容姿は関係ない

実は、顔やスタイルがよく、所謂「モテる」男性でもDV男である可能性があるのです。DVは男性より女性のほうが劣っており、その女性を従わせたいという支配欲からくるものですので、イケメンか地味めな男性かは関係ないのです。

初めは容姿に魅力を感じたとしても、長く付き合うのであればその男性のマインドや価値観はよくチェックしたほうがよいかもしれませんね。

⑨どこかで自分に自信がない

「オレはすごいんだ」という主張を暴力に乗せて行う男性は、普段はどちらかと言うと大人しく気が弱い一面があり、自己主張できない性格であることもあります。自分に自信がないのを暴力を振るうことで解消しようとしているのです。

社会でなかなか思い通りに振る舞えない一方で、家庭で家族に対して尊大な態度を見せる男性は少なくありません。

また、どこかで自分に自信がないので、散々加害者のような顔をして暴力を振るってきたかと思えば、突然スイッチが切れたかのように「オレにはお前しかいないんだ!どこにも行かないでくれ!」とDV男の常套文句を口にして下手に出るようなケースもあるようです。

⑩マザコン

マザコンとは子どもが母親に強い執着を示したり依存していたりすることを言いますが、実際、親が子どもから自立できていないことも多く、複雑な依存関係であるケースも多いです。そのような複雑な依存がマザコンとDVの親和性を生んでいます。

特に男性の場合、幼少期から母親に身の回りの世話を何でもしてもらっていたりわがままがなんでも通っていたりしたことが原因でマザコンになるケースも多く、そうすると「女は男の世話をするものだ」「女は男の言うことをなんでも聞くものだ」と思い込んでいることも少なくないのです。

そうすると、彼女や妻が男性のその思い込みから逸れると激しく非難したり暴力を振るったりとDVが発生するのです。

また、マザコンの男性は母親を理想だと思っており、彼女・妻と母親を比べたり理想の母親像を押し付けたりすることもあるので要注意です。

⑪生育環境が特殊

両親の間でDVがあると、それが「普通」として育ってしまったり、それがDVで悪いことだと認識できていても正しい夫婦間のコミュニケーションの取り方を知らないために暴力を振るってしまったりします。

また、子どものころに自分がDV(虐待)を受けていたというケースもあります。親から暴力を受けて育った子どもは、成長して自分が親になると、その子どもにも同じことをする、つまりDVの加害者側に回るとよく言われています。

いずれにしろ、生育環境が特殊であると、周囲や社会の助けがないとなかなか一般的なコミュニケーションの取り方を知ることができません。

本人にDV気質が見受けられなかったとしても、両親の関係性をチェックしてみたほうがよいのかもしれません。生育環境が特殊ということが原因でDVが発生しているとすれば、その彼氏や夫の認識が変わればDVもなくなる可能性もありますが、かなり骨がいりますのでその場合は覚悟したほうがよいでしょう。