40歳になる女性です。
同じ年の夫と10歳の息子の3人暮らしで今は都内のマンションに住んでいます。夫は年収500万円、私はパートで年収100万円です。
息子を私立中学に入学させようと思っているのですが、調べてみたらいろいろと費用がかかりそうなので、資産運用でお金を増やそうと思っています。
ママ友に聞いてみたら、つみたてNISAをやっている人が多いので、私もこれで資産運用を始めようと思います。ただ、毎月どれくらい投資をしたらいいかわかりません。ちなみに私は投資未経験、夫は独身時代に株をやったことがあると聞いています。
どうかアドバイスをいただければ幸いです。よろしくお願いします。
AFP 米国CTI認定プロフェッショナルコーチCPCC 資格保有
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その理由と今後の対策について、以下書かせていただきます。
資産運用で私立中学の学費を用意するのが妥当でない理由は、運用期間を長く取れないからです。
今息子さまが10歳ということですが、私立中学に入学するまでに2年しかありません。資産運用は長期投資が基本であり、短期間で成果を求めることはできません。投資は短期間で利益を出そうと思えば思うほどギャンブルに近づきます。
この点、短期の投資で大きく儲かったという話も時々耳にします。ただそれは、まぐれか相当投資について勉強している方のいずれかです。このような例を真似て実際に短期間の投資で利益をあげようとしても、かえって損をするケースが大半です。相談者さまと似たような状況の方向けのFP相談でも、このようなお話を耳にすることが少なくありません。
もし今お子さんが生まれたばかりで、これから私立中学の学費を資産運用で用意するというお話であれば、資産運用は1つの方法です。なぜならば、運用期間を長くすることができるからです。今回の相談者さまの場合、中学でなく大学の学費なら、資産運用で用意をするのは妥当な手段です。
いつまでにお金が必要なのかによって、資金を用意する方法は変わってきます。ママ友がつみたてNISAで投資をしているからといって、それを真似するのはおすすめできません。
今回の場合、学費を用意するのにおすすめなのは、貯蓄です。
そのために私立中学の学費がどれくらいになるか試算してみましょう。この点、入学する学校によって金額にばらつきがあります。できれば平均値でなく志望校ごとにチェックしてみるといいでしょう。
私立中学の受験の場合、受験当日に近づけば近づくほど、願書の提出やお子さんの心身のケアなど親御さんも忙しくなります。今の時点で志望校まで意識して、実際にかかる費用について粗方のイメージをもっておくと精神的にも後で楽です。
その上でこれからいくら必要なのか、現状の貯蓄額とのギャップを把握して貯蓄計画を考えていきます。
貯蓄額をアップさせるコツは節約、特に固定費の節約です。スマートフォン等の通信費、サブスクリプションサービス、保険などは、特に見直しのポイントになることが多いので、ぜひチェックしてみてください。
次に、使途不明金を把握することも重要です。一ヵ月間の支出をリストアップしてみると、何に使っているかわからない出費が出てくることがあります。そういう目に見えない出費を明らかにして、不要であれば節約する支出としてカウントすることも大事です。
文・fuelle編集部
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