自分のことばかり我を通して相手のことを考えない利己主義。人は大なり小なりそのような傾向はあるものですが、当然そのような人格は歓迎されません。今回は結婚相手が自分の気持ちばかりを優先させて、その行動に愛想をつかした妻のエピソードを聞きしました。

多くの人に祝福され結婚

夫に「仕事やめて」と頼まれ断ったら…浮気されて言い訳にもイラッ
(画像=『女子SPA!』より引用)

写真はイメージです。(以下同じ)

 妻の彩子さん(28歳・仮名)は大手広告代理店に勤め、夫の康太さん(仮名・32歳)はとある化学物質製造メーカーの研究所に勤務。彩子さんが康太さんの研究機関に仕事の打ち合わせで訪れた時に名刺交換をしたのが始まりだったそう。

「あの頃私は化学メーカーの広告戦略チームに所属していて、ちょうど夫の会社の広報から一度見に来てほしいという連絡を受けて、人里離れた研究所に足を運んだんです。そこで現場の様子を案内されて、そこにいたのが夫でした。第一印象は背が高くて、少し大人しそうでしたが、清潔感はありましたね」

 その後何度か研究所を訪れるようになった彩子さんは、研究所の新人研修会の打ち上げパーティーに招待され、それがきっかけで二人は急接近し付き合い出したそう。それから周りには内緒で付き合いを始め、翌年にはプロポーズを受け都内のホテルで盛大な披露宴を挙げて結ばれたそうです。

「あの頃は、友達とか親戚にもいい縁談だと言われてましたね。あの頃までは」

仕事が忙しくてすれ違い

夫に「仕事やめて」と頼まれ断ったら…浮気されて言い訳にもイラッ
(画像=『女子SPA!』より引用)

 新婚旅行から帰って二人は普段の生活に戻り、二人共働きの日常が始まりました。康太さんは概ね決まった時間に出社して、帰宅もいつも大体同じ。それに対して、彩子さんは仕事柄付き合いなどで帰宅時間もまちまちだったとのこと。

「主人はほとんど時間通りの毎日を過ごしていましたね。ま、そういう職業ですから。でも、私はお客さんとの付き合いなので接待も多く、夜中にタクシーで帰る事もしばしばでした。私が帰宅した時には主人は寝ている事もありました」

 そんなある日、夫の康太さんから思いがけない言葉を耳にした彩子さん。