また、36年間で変わったことについて聞かれると「一番はわからないけど、色々ことが変わりましたね。世界的にも。チャレンジという面でも、今回の続編では、観客がどんなものを求めているか、何を作ればいいんだろうと思いました」と、人々が求めているものを作りたかったというトム。

トム・クルーズ、4年ぶりの来日! 今年「還暦」になるトムはなぜハリウッドの第一線で世界を魅了し輝き続けることができるのか? その秘訣が明らかに[『トップガン マーヴェリック』来日記者会見レポート]
(画像=tvgrooveより引用)

「『トップガン』が第一章だとしたら、『トップガン マーヴェリック』は第二章で、同じトーンの作品でありながら、全く異なる作品です。マーヴェリックの36年後だから同じ精神が必要でした」「当時『トップガン』は野心的な作品で、今回もそういった作品にしていきたいと思いました。つねに観客のみなさんのことを考えています。どのように受け取ってもらえるか、楽しんでもらえるか。特に今作に関しては、多くの人に望まれている作品で、がっかりさせたくなかったのです。これを作るのは容易なことではありませんでした。みなさんも気に入っていただける作品になってると思います。こんな時代だからこそ、みなさんに笑顔にイキイキとした気持ちになってもらいたいです」と、アツいメッセージを送った。

さらに、スカイアクションが圧倒的な今作で、CGを使わずリアルを追求した、チャレンジングな空撮シーンについてジェリー・ブラッカイマーは「トム・クルーズと仕事をするからにはリアルなものを作らなければいけない。トムは実際免許を持ったパイロットです。俳優たちは3ヶ月間のトレーニングを受け、F-18(戦闘機)に乗ったんです」と明かし、俳優たちはG(重力加速度)に耐えるトレーニングを行ったという。1Gは自分の体重で、撮影では自分の体重の7倍の7Gに耐えなければいけなかったという。

トム・クルーズ、4年ぶりの来日! 今年「還暦」になるトムはなぜハリウッドの第一線で世界を魅了し輝き続けることができるのか? その秘訣が明らかに[『トップガン マーヴェリック』来日記者会見レポート]
(画像=tvgrooveより引用)

「最初の『トップガン』では、俳優たちは(そのGに耐えられず)吐くか失神するかで、フッテージ映像を使えたのはトムだけだったのです(笑)」と、トムの驚異的な身体能力に関するエピソードを明かした。