未熟だった20代。リーダーになってぶつかった壁
MAP入社後はまず希望だった法人営業を担当。その後は登録者の方と接するコンサルタントも兼任するようになりました。
転職してからも、とにかく全力で突っ走るスタイルは変えませんでした。営業の仕事は好きだし、数字を追いかけるのも面白い。猪突猛進、ひたすら営業活動に没頭する日々が続いていました。
私はどちらかといえば一匹狼タイプで、自分自身が評価されたいし、とにかく自分が一番じゃないと気が済まない。それが営業という仕事でプラスに働く場面は多かったのですが、いざ自分がチームを持ちリーダーとしてメンバーを指導する立場になった時、大きな壁にぶつかりました。
前職で社内トップの営業成績を取った実績もあり、自分の営業力には自信を持っていたし、リーダーの立場になっても先頭で走り続けるプレイングマネージャーこそが理想だと思っていた私。
だからこそ、代表の飯田に
「いくら立派な数字を上げても、菊池個人の営業成績は評価しないよ」
と言われたときはショックでした。もうこれまでの仕事のやり方は通用しないんだ。メンバーを指導し、みんなで目標達成を目指すようなスタイルは、個人プレーが得意な私には絶対に無理だ、と。
20代で転職したからこそ得られた、大事な経験
思い返せばそれまでの私はスタンドプレーが多く、やる気は十分あるけれど生意気で扱いづらい人間でした。自分は気持ちよく仕事していて、結果も出せていたけれど、組織として、チームとしてどうあるべきか、今自分に求められていることは何かを考える、そんな重要な視点が抜け落ちていたんです。
立場が変わって初めて気づいた自分の弱点。仕事に対する意識を根本的に変えなければこれ以上成長できない。そう痛感した出来事でした。
その後は悩みもがきながら、社内外でいろんな人の意見を聞き入れて、少しづつ自分の立ち位置を変えていきました。今まではメンバーの先頭に立って全力疾走するリーダーだったけれど、これからの自分に求められているのは、最後尾でみんなの後姿を見ながらの後方支援なんだと気付いたからです。
ぐいぐい引っ張る先頭から、メンバーを支える最後尾に回るまでに時間はかかったし、今でも完ぺきなリーダーになれたわけではありません。でも、理想のリーダー像は会社や自分の成長フェーズに合わせて徐々に変わっていくものなのだと理解できるようになりました。
自分のキャリアの中で、これはかなり大きな転換期でした。当時は苦しかったけれど、これも転職したからこそ得られた大事な経験だと思っています。
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