4月から放送された春ドラマでは、やっぱりジャニーズ事務所のタレントが大活躍しています。ただ、「いつも通りカッコイイ」という役ではなく「え!こんな演技もできるんだ!」と意外性を感じさせるものが少なくありません。今回は、これまでにない演技を見せているジャニーズタレント3人をまとめます。
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「いつ死んでもいい」ネガティブ全開のキムタク
とにかく、“ドラマといえばキムタク”と個人的には思っているため、真っ先に木村拓哉主演の木曜ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)に触れます。本作は、木村が演じる桐沢祥吾が高校の弱小ボクシング部のコーチに就任して、生徒と共に成長していく、学園スポーツドラマです。
基本的に、これまで木村が演じてきたキャラは、ネガティブな言動をあまり見せませんでした。しかし本作の木村はのっけからネガティブ全開。1話開始直後から、祥吾は高校時代の同級生・甲斐誠一郎(安田顕)に「俺は長生きなんかしたくない」「いつ死んでもいい。なんなら今日でもいい」と酒を飲みながら絶望を口にします。
発言内容もなかなかにヘビーですが、祥吾のまとう負のオーラもなかなかにしんどい。なにより、「木村拓哉が絶望している」という姿をこれまで見てこなかった筆者としては、その新鮮さにも動揺してしまい、いろいろな意味で印象的なシーンになっています。
実際、木村自身も本作に臨む上で「ここまで物語のスタート時点で腐っている人間は、これまで演じたキャラクターの中でもまれに見る存在」(番組公式サイトより)と話しており、新境地であることを感じている様子。
現在、話数は進み、生徒が抱える困難と真摯に向き合いながら、祥吾も前に進もうと希望を見出しており、徐々に“光のキムタク”が見えつつあります。ただ、もう一つ、二つ展開がありそうなので、そこでも木村の新しい一面が見えれることを期待したいです。
可愛いの自己ベスト更新を続ける山田涼介
次は土曜のドラマ『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』(テレビ朝日系)に出演している山田涼介を紹介します。基本路線は、丸谷康介(山田涼介)と真田和泉(芳根京子)の恋模様を描いた内容ですが、本作の一番の魅力は可愛さを維持するために右往左往する康介の姿。