未経験からITエンジニアに挑戦できる、ファーストキャリア構築支援事業WORXの詳細を、事業責任者に聞きました。正社員としていろんな仕事が経験できるWORXの仕組み、実現できるキャリアプランとは?

前編:若者が仕事を楽しめない現代、会社や上司の責任は大きい。ーWORXで作る、新しいキャリア

WORXって、どんな働き方?

2019年から始動したプロジェクト「WORX(ワークス)」は、これまでの転職支援とは違う新しい試みです。

WORXは、まずMAPの社員として入社していただき、3~5年という長期の研修期間を経て転職市場で戦力となる人材に育成したのち、改めて転職先を紹介するシステムです。

MAPの社員という立場のままで、いろんな企業の案件やプロジェクトに参加でき、複数のキャリアを身に着けながら、自分の可能性を探っていく。そんな働き方が可能です。正社員としての就業経験がない方や、就職活動に自信のない方、未経験からエンジニアの道に進みたい方などを、長期的にサポートします。

いい仕事もいい会社も、世の中にたくさんあります。―WORXで作る、新しいキャリア(後編)
(画像=『転職の地図』より引用)

WORXで可能になる、強いキャリアの作り方

WORXの特徴は「キャリア形成・支援を前提とした入社」という点。エンジニアからキャリアをスタートさせた人が、エンジニア以外の道を目指すことも可能です。

例えば、メーカーやIT系企業でエンジニアとして就業しながら専門知識を得る。その後、WEBやHR系の業界で就業し知見を広げるという選択肢もあります。また、技術者としてのスキルだけではなく、ビジネスに不可欠なコミュニケーション力を身に着ける機会も多く得られます。

複数のキャリアを掛け合わせ、長期的な目線で自身の「市場価値」を高めていく。これが、WORX独自のキャリア構築支援の形です。

WORXというネーミングには「いろんな仕事(WORK)を掛け合わせる(X)」という意味が込められています。

事務スキルを身に着けてキャリアの幅を広げる。分析力を高めるためにマーケティング系の仕事にチャレンジするなど、将来なりたい姿から逆算し、どんな経験やスキルが必要なのかを考え、就業先を決めていきます。部署や職種の垣根を超えて活躍できるパラレルキャリア人材が求められる現在、キャリアプランにも多様性が必要なのです。

また、WORXではMAPのアドバイザーと今後のキャリアについて話し合う「キャリア面談制度」を設けています。これは、各々の現在地や目指すキャリアを確認することで、就業先や方向性のミスマッチを防ぐための制度。転職活動のプロに都度相談できることも、WORXで働く大きなメリットだと考えています。

いい仕事もいい会社も、世の中にたくさんあります。―WORXで作る、新しいキャリア(後編)
(画像=WORXのキャリア構築のイメージ。入社後も年複数回担当者に自身のキャリアについて相談できる、『転職の地図』より引用)

研修期間中に十分な年収が得られるようになったらWORXを「卒業」して転職してもいいし、自立してフリーランスになる、起業するという選択もできるでしょう。また、WORXに残って事業マネジメントに携わるという道もあるので、「長期的」といっても、非常に自由度の高い働き方です。

いい仕事もいい会社も、世の中にたくさんあります。―WORXで作る、新しいキャリア(後編)
(画像=『転職の地図』より引用)

未経験からエンジニアデビュー、WORXメンバーの現状

2019年から開始したWORXには、3月までに10人が入社し、既に複数のメンバーがLinuxにおける資格を取得しております。また、6人が全くの未経験から既にエンジニアとして就労を開始しました。今後も続々入社メンバーが決定しています。

既に就業しているWORXメンバーとは、私も頻繁に連絡を取りあっています。実際にエンジニアデビューしてからの心境を聞いたり、具体的な仕事の相談に乗ったり。

メンバー全員に共通して言えるのは、日々大変なことはあっても、将来を見据えて努力できているということ。思い描いた働き方に近づいている実感があるから、目の前の困難も乗り越えられる、頑張れる、という声が上がっており、みんな急激に成長していると感じています。

やりたい仕事ができる企業への転職、年収500万以上、フリーランスになる、起業する。目指す働き方や道はそれぞれ違いますが、WORXを通じて、自己実現に成功する人材をひとりでも多く輩出したいですね。