ヤクルト1000を求める日々
頭にきた彩芽さんは「絶対に自力でヤクルト1000を見つけて、効果を確かめてやる」と思いました。
「ですがやっぱりHの言っていた通り、どこにも売っていなくて。スーパーやコンビニをめぐりにめぐって足が棒のようになった頃に…まさかのヤクルトレディが目の前を通り過ぎて。思わず二度見してしまいました」
自転車でさっそうと走っていくレディの後ろ姿を、彩芽さんは必死で追いかけたそう。
「何度か『すみませーん!』と呼んでみたのですが全然聞こえないみたいでした。やっと信号待ちで止まったレディさんを、ゼーゼーしながら捕まえることに成功したんですよ」
例のブツ
さっそくレディさんに「人気のアレ、ありますか?」と聞いてみると、ニヤッと笑って「ありますよ…」とヤクルト1000を売ってもらえたんだとか。
そんなこんなで興奮し過ぎて神経が高ぶってしまい、結局よく眠れなかった彩芽さん。その晩はいつもより睡眠不足になってしまったんだそう。
「バカですよね。なんとなくそれで気が済んでしまい、残りのヤクルト1000はHにあげてしまいました」
続いては、探し求めて手に入ると思った瞬間…というエピソードです。