未経験からITエンジニアを目指す若手人材を支援するプロジェクト「ファーストキャリア構築支援事業WORX(ワークス)」の事業責任者インタビュー。自身が人材業界を目指したきっかけ、仕事を楽しめる人になるシンプルな方法などを聞きました。
仕事が楽しめる人と、そうでない人の違い
大学卒業後、中古車販売会社に就職しました。当時は仕事がとにかく楽しくて、毎日とても充実していました。
でも、仲のいい友人がある事情により仕事ができなくなってしまい、結果会社を辞めることに。その時に
「仕事って、人生を充実させることも、苦しめることもあるんだ」
と認識したんです。
自分は仕事を楽しめているのに、逆に仕事で苦しんでいる人もいる。その違いはなんだろうと、深く考えるきっかけになりました。
1日のうち8時間以上もの時を費やす仕事が楽しいものであれば、人は幸せに近づくに違いない。ならば、自分自身が仕事と人の出会いに介在する役割を担ってみたい。そう考えたのが、人材業界への転身を決めた理由です。
大手人材会社での営業を経験した後、27歳でMAPに入社。アドバイザーとしてのキャリアをスタートさせ、2018年にはグループ会社である日本若者転職支援センターを立ち上げるなど、人材業界で経験を積んできました。
人の役に立つ仕事が自己満足では意味がない
仕事の原動力になっているのは、
「世の中の役に立つ、インパクトのある事業を展開したい」
という想いです。
ただ単にお金が欲しいとか、成功したいという感覚はありません。誰かの役に立つ仕事がしたい。けれど、それが自己満足では意味がない。人の役に立ち、かつ社会に大きな影響を与える仕事。それが現在携わっている人材業界であるという確信が、日々仕事に取り組む活力になっています。
人に関わる仕事に興味を持ったきっかけのひとつが、中学・高校生時代に見ていたモーニング娘。をプロデュースしたつんく♂さん。自分がプレイヤーとして表に立って活躍するのではなく、誰かにスポットを当てて、裏でサポートする仕事に興味を持ったことを覚えています。
プロデュース、サポートすることで成り立つビジネス。人の仕事や生き方に携わる事業って面白そうだぞ、なんて高校生ながらに考えていました。
仕事を面白がれる人を、もっと増やしたい
もともと何かに向かって頑張っている、努力している人を応援したいという気持ちが強い子供でした。とにかく、人ががむしゃらに壁を乗り越えようとしている場面を見ると、熱くなってしまうんです。
スポーツならシンプルに「勝ちたい」という目標に向かって全力で突き進むじゃないですか。適当にやるよりも、必死で勝ちを取りに行くからこそ、試合は面白い。仕事や人生も同じ。必死になったほうが楽しくなるに決まってる!と思っています。
仕事は、本来は面白いもの。決してラクではないけれど、真剣に仕事に向き合うことでしか得られない極上のたのしさや、成長するよろこび、人との繋がりや、充実感がある。自己成長のために努力する、頑張る。その行動の積み重ねこそが、生きがいに繋がっていくものだと考えています。
そんな「仕事を面白がれる人」を増やすのが、自分の仕事。人生において仕事が占めるウエイトってものすごく大きいからこそ、真剣にやろうよ。そんな考えを、発信し続けたいと思っています。