「何があなたのものであるかを決め、そして残りは手放すのです。自分の人生でよくある良いことは、どちらにせよ軽いものなので、より多くの余裕があると思います。一つの有害な人間関係が、たくさんのすばらしいことや単純な喜びを上回ることだってありえるのです。みなさんなら自分の人生のために時間と余裕のあるものを選ぶことができます。(だから)優れた判断力を持つ人になって」
「いまの自分はどういう人物なのか、行きたい場所にたどりつくためにどう行動すればよいのか。いつ、どんな自分になるかを考えることは本当に圧倒されるような出来事ですよね。(そんなあなたに)よい報せがあります。それは完全にあなた次第ってこと。また、恐ろしい報せもあります。それも完全にあなた次第ってことよ」
若いころから、アメリカ音楽界の優等生というイメージを植え続けられてきたテイラー。「私がまちがいを犯さなければ、アメリカのすべての子供たちは完ぺきな天使に育つだろうというメッセージを与えられながら、私は大人になったのです」と、若くしてアーティストとして大成功を収めた裏で、“みんなのロールモデルにならなければならない”という重圧と戦っていたことを暗に示した。
その後も、若かりし頃の恋愛をまるでスポーツ観戦のようにおもしろく扱われたことや、若い頃に公の場で何度も何度も耐えがたいほどの屈辱を味わった経験などを述べたテイラー。そんな彼女は最後「私たちは本能的直観、直感、欲望と恐れ、傷、そして夢によって導かれています。ときには自分でそれを台無しにすることもあるでしょう。同じく私もね。私がヘマをすれば、あなた方はインターネット上で、それに関する記事を読む可能性もあると思います。とにかく、私たちには困難なことが起こるのです。(その度に)立ち直り、そこから学ぶ。そのおかげで、私たちはよりパワーアップすることができるのです」と、卒業生へ力強いメッセージを贈ったのであった。
提供・tvgroove
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