マヌカハニー専門ブランド「HoneyMother」を運営するハニーマザーは、4月23日(土)に、米粉専門ブランド「田田田堂―たたたどう―」をローンチした。

“米粉だからおいしい”をめざす

1998年に神戸にて創業したハニーマザーは、“家族に安心して食べさせられるもの”という選択基準で、ニュージーランド産マヌカハニーやはちみつ、農薬や添加物を使用しない自然食などを輸入販売してきた。2017年には、乳・卵・小麦・白砂糖不使用のスイーツ製造販売もスタートした。

「田田田堂」は、“世界に誇れる日本の米粉食カルチャーをつくる”をビジョンとして掲げ、米粉を巡るモノ・コトを提案するブランド。小麦粉の代用品としての米粉を超え、“米粉だからおいしい”をめざしている。

有機JAS認証の山田錦を活用

米粉から広がる新しい食文化を開拓し、サスティナブルな未来をめざす「田田田堂」誕生
(画像=STRAIGHT PRESSより引用)

ブランド創立のきっかけは、酒造好適米であるだけでなく、粘りの少なさと甘みやうまみが充実した風味のよさで米粉としてもすぐれた特性を秘めている「山田錦」との出会い。

米粉から広がる新しい食文化を開拓し、サスティナブルな未来をめざす「田田田堂」誕生
(画像=STRAIGHT PRESSより引用)

山田錦は、日本酒離れやコロナ禍によって需要減に直面しているという現状があった。そこで「田田田堂」では、これまで酒造用に出荷されていた規格合格品の良米に加え、規格外の中米も使用。フードロスを減らすとともに、耕作放棄地の解決にひとつの可能性を提案する。

また、山田錦発祥の地・兵庫県多可郡多可町にて育てられた希少な有機JAS認証米を活用し、有機JAS認証の製粉所にて米粉に加工。環境にやさしい栽培方法でつくられた作物を選ぶことで、サスティナブルな未来を応援していく。

生産者との顔の見える関係を背景に、今後はモノづくりのみならず、レシピ発信や地場の工芸品紹介、生産者との交流などコトづくりにも取り組み、生産者と消費者とブランドの“三方よし”の関係をつくることで、稲作文化の持続可能性をめざしている。