『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどで知られる人気俳優のジョニー・デップ。彼は現在、元妻で女優のアンバー・ハードを相手取って名誉毀損裁判を起こしている。この裁判でジョニーは、アンバーのDV疑惑の主張によりキャリアを台無しにされたと主張している。連日行われている裁判中には『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズに戻ることはないと宣言するなど、ファンにとってはツラいジョニーのコメントも出てきているが、彼の今後のキャリアはいったいどうなるのだろうか。

裁判が続く中、危機管理広報の専門家であるジュダ・エンゲルマイヤー氏がInsiderにコメントした。専門家としては、この裁判自体がジョニーのキャリアを活性化させる可能性が高いと考えているようだ。エンゲルマイヤー氏はInsiderに対し「彼は映画界から完全に姿を消すには、あまりにも貴重すぎるスターです」と語っている。しかし、ハリウッドで復活しても「家族向け」の作品には出られないだろうとも指摘した。「彼の役柄は変わるでしょうね。独立系映画や、悪者、犯罪者、マフィアのような役が多くなることでしょう。最初は好感が持てず、面白くもない、でも悪い奴というような役です」と話し、ジョニーがもしこの裁判で負けても彼のキャリア復活は不可能ではないと自身の見解を述べた。