水道の基本料金が平均して安い都道府県は?

順位 都道府県 基本料金(月額)
1 千葉県 407円
2 静岡県 407円
3 富山県 428円
4 鳥取県 492円
5 三重県 513円
6 山梨県 535円
7 島根県 589円
8 沖縄県 620円
9 青森県 621円
10 宮城県 621円
11 徳島県 631円
12 愛知県 669円
13 岐阜県 704円
14 岡山県 717円
15 和歌山県 749円
16 秋田県 749円
17 鹿児島県 749円
18 愛媛県 764円
19 広島県 813円
20 栃木県 835円

次に全国平均841円/月よりも安い27都道府県の水道料金を見ていきます。1位は千葉県と静岡県で407円/月。全国平均の半分以下の料金です。さらに山梨県は535円/月で6位にランクインしています。静岡県と山梨県は水がおいしくて有名ですが、どちらも水道の基本料金が平均よりも安いことがわかりますね。

地方で水道料金の値上げが増えている理由

近年地方では水道料金の値上げが増えています。毎日の生活に欠かすことができない水だけに、料金の値上げは家計に影響を与えるでしょう。なぜ地方で水道料金の値上げが増えているのかを説明していきます。

地方で水道料金が値上げされる理由1:施設の老朽化

高度経済成長期に一斉に布設された水道管は、法定耐用年数である40年を超えてきます。高度経済成長期の1954年〜1970年頃に水道管を布設した水道施設は、改築や更新が必要で、その数も増えています。

水道施設の改築や更新には費用がかかりますが、現在設定している水道料金では、その費用を充分にまかなうことができません。そのため、料金の値上げをせざるを得ない状態ということが考えられるでしょう。

地方で水道料金が値上げされる理由2:人口&大口需要業者の減少

人口の減少が著しい地方では、全体として水道水の使用量も少なくなります。そうすると、水道業者の水道料金での収入も減少してしまいますね。水道設備を維持するためには費用がいるため、水道料金を値上げしてまかなう必要があります。そのため、人口減少が著しい地域の1家庭あたりの水道料金負担額は大きくなるのです。

さらに一般家庭には低価格な料金設定がされているのに対し、大口需要者は料金が高めに設定されていることから、大口需要者は節水行動をしたり地下水の利用へ転換をします。大口需要者の節水行動や地下水転換による水道離れにより、水道業者の水道料金での収入が減少し、一般家庭の料金設定の見直しや値上げを行う自治体も多いです。

まとめ

毎日使う水は自治体によって料金水準が異なります。水道料金が安いところと高いところを比べるとその差は8倍にもなるため、水道料金の値上げによって家計に大きな影響を与える地域もあるでしょう。今後も全国的に水道料金の値上げが予想されるので、移住先を選ぶときは水道料金も合わせて確認をしてくださいね。


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