グラミー賞史上最多の8部門受賞の他、あらゆる音楽ジャンルの垣根を打ち破り、ポップ・ミュージックと音楽ビデオの概念を永久に変えることになったマイケルの壮大なる作品に敬意を表し、これから年末にかけて、数々のキャンペーンが予定されている。マイケル・ジャクソンの 『スリラー』 は、1982年11月30日の発売以来、ビルボード・アルバム・チャートに500週以上ランクインし、累計1億枚以上のアルバム・セールスを記録している。その40周年記念キャンペーンの第1弾として、現在 『Thriller 40』 特別ロゴ入り新商品が、MichaelJackson.comのウェブストアで独占販売中だ。

『スリラー』 は、ビルボード・アルバム・チャートで通算37週間にわたって1位を独走するという輝かしい記録を達成。また、発売からの80週間、アルバム・チャートのTOP10内にとどまり続けた史上初のアルバムであり、この偉業を 『スリラー』 以外で達成したタイトルは、その後の40年間でたった1枚しか存在しない。ビルボード・アルバム・チャート112週目(1984年10月30日)には、全米レコード協会(RIAA) による史上初の20xプラチナ・アルバムに認定。2015年には史上初のx30プラチナ・アルバムに、現在は34xプラチナ・アルバムに認定されている。

世界的に見ても 『スリラー』 は、イギリス、フランス、イタリア、オーストラリア、デンマーク、ベルギー、南アフリカ、スペイン、アイルランド、ニュージーランド、カナダ、アパルトヘイト下の南アフリカなど、事実上、世界すべての国で1位を獲得。日本でも1984年のオリコン総合アルバム・チャートで年間1位となり、現在までに200万枚以上の国内セールスを記録している。1985年には 「史上最も売れたアルバム」 としてギネスブックに認定され、1億枚以上のセールスを誇る<人類史上最も売れたアルバム>であり続けている。このアルバムからの7曲がトップ10シングルになり、「ビート・イット」、「ビリー・ジーン」 がナンバーワンに輝いた。

『スリラー』 の音楽は、それまでのロック、ポップ、ソウルのどんな定義をも覆す、当時としては、他に類を見ないユニークなものだった。ポップとロックの新たな融合の形を示す「ビート・イット」でのエディ・ヴァン・ヘイレンの煽情的なギターは、黒人音楽と白人音楽の長年にわたる隔たりをかき消すかのようである。2人の男ーー1人は白人、もう1人は黒人ーーがある女の子をめぐって軽口を叩き合う「ガール・イズ・マイン」 (with ポール・マッカートニー)。同時に、アフリカに根ざした「スタート・サムシング」 や、R&Bをベースにした 「ビリー・ジーン」のような曲も収録されている。