「保護猫と暮らしたい」を叶えてくれた先住猫のうづき
エマちゃんを迎えるきっかけとなってくれた先住猫うづきちゃんは、飼い主さんにとって「猫と暮らす」という夢を叶えてくれた子です。
先住猫のうづきちゃん
常に動物がいる家庭で育った飼い主さんは、かねてから猫と一緒に暮らしたいと思い、里親サイトにて応募。ですが、「男性の一人暮らし」という壁が高く、選ばれることはありませんでした。
諦めて、ペットショップから猫を迎えよう……。そう思っていた矢先、里親募集されているうづきちゃんを目にし、不思議と「この子は僕の家族になる子だ」と確信したといいます。
子猫時代のうづきちゃん
うづきちゃんは遠方のとあるお宅の裏庭で生まれ、母親やきょうだいとともに保護された子です。きょうだいは元気で、すぐに里親が決まりましたが、うづきちゃんは体重が平均の半分ほど。目やにで目が開けられず、食事をする元気もありませんでした。
保護主さんからは、「大変かもしれません」と言われたものの、迎え入れたい気持ちは揺らぎません。
「私のうちに来る子という直感を信じました。また断られると思っていましたが、里親に選ばれたんです」
エマちゃんに強く警戒も、今では姉妹のように仲良し
うづきちゃんは警戒心が強く、ツンデレな猫らしい性格。ツンデレの高低差が激しいため、飼い主さんたちはいつも翻弄されています。
来客時には警戒して隠れるものの、すぐに慣れて触らせてくれるため、エマちゃんを迎える前、飼い主さんは「仲良くできるはず」と思っていました。
しかし、蓋をあけてみると、想像以上にエマちゃんに対して警戒した様子を見せたといいます。
「エマには新しく購入したケージに入ってもらい、ケージ越しにうづきと対面させました。でも、エマの臭いを嗅いだ直後、うづきは3回も嘔吐。一度もしたことのない威嚇をし始めたので、初対面はここで中止しました」
そこで、別部屋にて1ヶ月ほど共同生活をしてもらうことに。1ヶ月後からは1日10分、数日後には20分と、対面時間を徐々に増やしていった結果、2匹は同じ空間で過ごせるようになり、キャットタワーも共有できるほどの仲良しさんになれました。
今では本当の姉妹のように
「わがままなうづきでしたが、エマがきてからはおもちゃを譲ったり、毛づくろいをしてあげたりと、お姉ちゃんらしくなりました。シャンプー中、エマが嫌がって鳴いていると、うづきは大嫌いなお風呂へ様子を見に来ます」
本当の姉妹のような絆で結ばれた2匹は、悪の結託をすることもあるとか。
「うづきがイタズラをしようとする時が、エマには分かるみたい。後ろについていき、一緒に悪さをします(笑)」
仲良くくつろぐ2匹 猫が家にいる尊さを飼い主さんたちはひしひしと感じながら、いろんな意味で目が離せない、猫との暮らしを楽しみ続けていきます。
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<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 古川諭香 愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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