彼氏から女性として見られなくなった

 今にして思えば、これはすべてを抑(おさ)えこみ過ぎたことが原因なのです。実は朝晩で毎日5時間近く行っていたウォーキングのため、睡眠時間を限界まで削っていました。食事制限も一日800kcalにまで抑えるという、拒食症ギリギリの状態。

 食と睡眠、人間の三大欲求のうち二つにとてつもない負荷をかけたことで、ついに性欲までも自身で無意識に抑制するようになってしまったのではないかと私は分析しています。

ダイエットで37キロおとしたら彼氏とセックスレスに…なんで!?
(画像=『女子SPA!』より引用)

 そして、セックスレスのもう一つの原因。私が拒否をするまでもなく、彼氏が私を抱かなくなったことです。

 細い少年のような体型、小さくなってしまった胸……別れるという選択には至らなかったものの、女として見られなくなっていることは自覚していました。「男は痩せすぎの女よりぽっちゃりしてた方が好き」…まさに、これを体現したかのような結果です。

 これではダメだと奮起したのは、ダイエットを始めてから一年後のことでした。少しずつ炭水化物を食べるようになり、やりすぎていた運動も適度なペースに抑えるようになりました。5キロほど体重が戻ったあたりから、彼氏はまた私を抱き始め、そしてその頃には性欲も復活。すべてが徐々に元に戻っていったのです。

当時の彼氏と結婚し、痩せていた時より幸せなような気がする

ダイエットで37キロおとしたら彼氏とセックスレスに…なんで!?
(画像=『女子SPA!』より引用)

そして、あれから8年後。あれだけ苦労して落とした体重はほぼ元に戻っているどころか、さらに増量しているのが厳しいながらも現実なのです。

 ただ、当時の彼氏は現在は旦那様になっており、体重だけでなく性欲も増す一方の私を今でもちゃんと受け止めてくれています。結論として言えば、痩せすぎていたあの頃よりずっと、今の方が幸せなような気がしています。

 いやでも。80キロまで戻る前で、体重増加を留めておけばよかったと頭を抱えているのも本音なのですが…。

―シリーズ ダイエット“悲喜こもごも”体験談 ―

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<文/もちづき千代子 イラスト/ただりえこ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 もちづき千代子 フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。度を超したぽっちゃり体型がチャームポイント。Twitter:@kyan__tama

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