海の透明度の高さ、島の青々とした木々、そこに生きる生物がいろいろ見られる、石垣島で大人気の景勝地「川平湾」で「SUP = Stand Up Paddleboard」を楽しんじゃいましょう!5歳以上のお子様も一緒に遊べます。
子供から高齢者まで楽しめるマリンスポーツ【SUP】とは?
ここ数年、海や湖、川で、サーフィンボードのようなものに乗って、櫂で漕いで楽しんでいる人たちを見かけたことはありませんか?
これは、【SUP = サップ】と呼ばれる、近年人気が急上昇中のマリンスポーツです。正確には「Stand Up Paddleboard = スタンド・アップ・パドルボード 」と言い、【SUP】は頭文字をとった略称。櫂は、カヌーやカヤックで使うものと同じで「パドル」と言います。(ちなみに「オール」は、ボートのように船に固定されているもの)
1960年代ごろに、すでにハワイのサーファーたちが大きなサーフボードの上に乗って、パドル で漕いで遊んでいましたが、近年になって人気サーファーが始めことにより、また注目を浴びるようになったそう。
初心者でも気軽にできるマリンスポーツ
【SUP】の大きな特徴は、サーフィンのような難しい動きは必要がないこと。ボードも、サーフボードよりも幅広で大きく安定性があります。
また、サーフィンのように “波に乗る” のではなく、旅行者向けのアクティビティは穏やかな水面で行うので、ボードに乗ってしまえば、あとはパドルで漕ぐだけ。初めての方はもちろん、小さなお子様から高齢者まで楽しめるのですヨ!
石垣島きっての景勝地「川平湾」について
今回ご紹介する SUPクルージング は、石垣島の中でもとても人気の高い景勝地の 川平湾 で行われます。
【川平】と書いて「かびら」。石垣島の北西部の地名で、 “石垣島で一番綺麗な海” と言われており、真っ白な砂浜、海の深さがパッと見ただけで分かるくらい澄んで綺麗なエメラルドグリーンの海です。
石垣島自体が 西表石垣国立公園 の1つに指定されていますが、この「川平湾」と、川平湾のすぐ南にそびえ立つ石垣島一番の大きな山「於茂登岳(おもとだけ)」と合わせて 国の名勝 にも指定されています。
浅瀬は海水の流れが早く、遊泳が禁止なので海水浴場はないのですが、この美しい海を楽しめるグラスボード(底が透明になっていて海中が見える船)や、シュノーケリングなどのアクティビティもたくさん行われています。
【ADVENTURE PiPi】さん主催の半日SUPクルージング
そんな川平湾で、SUPクルージング を引率するアクティビティを行なっているのが【西表島・石垣島 ADVENTURE PiPi】さんです。石垣島を含む八重山諸島の各島で、大自然を楽しめるアクティビティを催行しており、ツアーガイドさんは全員が水難救助員資格を取得!だから、安心して付いていけます。
今回は【ADVENTURE PiPi】さんが引率してくださった、 半日10:00発 川平湾SUPクルージング(7,900円) の様子をご紹介いたします。
手ぶらでOK!でも水着とタオルは必須
SUPクルージングに必要な器具は全て貸し出してくれます。ボードやパドルはもちろん、マリンシューズのほか、海に落ちた場合にボードが体から離れてしまわないよう、足首に繋いでおくリーシュや救命胴衣もあります。
ただし、海に落ちても大丈夫なように、水着とタオルは必須です。更衣室やシャワールームはない、自然のど真ん中からスタートするので、水着はホテルから着て、その上に軽く服を着て行きましょう。その服やタオル、貴重品は、車の中に置いていけます。
いざ、海へ!
木々が生い茂った場所を歩いて抜けると、ボード乗り場の浜辺があります。
ここで、数人のグループに分けられ、それぞれ担当のインストラクタさんを紹介してくださいます。筆者の時は、3〜4人に1人のインストラクターさんでした。
浜辺では、乗り方やパドルの扱い方を丁寧に説明してくれます。でも難しいことはありません。むしろ、実践して体で覚えるのが一番!特に、右に曲がる、左に曲がる、止まる操作は、乗ってから少し練習する時間をくれるので、そこで試してみましょう。
困っていると、インストラクターさんが、すぐに助けにきてくれます。
海に落ちても気にしない気にしない
いきなり立ってボードを漕ぐのではなく、乗ってすぐは膝立ちで慣れていきます。慣れてきたらゆっくりバランスを保ちながらボードに立ってみましょう。最初はグラグラして怖いかもしれないですが、慣れれば大丈夫!
とは言っても、やっぱりバランスを崩して落ちることも。筆者の経験からすると、体の大きい方はバランスを崩しやすく、体の小さい子供の方がむしろ安定して乗れるような気がします。
もし落ちても恥ずかしいことは全然ありません!けっこうみんな落ちています。筆者も落ちました(笑)。むしろ海の中に入れて気持ちいい〜。というわけで、水着が必須なのです。
とは言っても、一度落ちると、水上でボードに乗るのはけっこうハードなので、できれば落ちない方が良いかも。そして、パドルは死守しましょう。一度パドルが海に落ちたら、取り戻すのはほぼ不可能です。