2日間の断食ダイエット方法であるファスティング(絶食)について知っていますか?正しいやり方を行えば、体重を落とせたり、痩せる効果が期待できます。今回はそんなフォスティングについて紹介します、ファスティング後におすすめの回復食についてもチェックしましょう。

2日間の断食ダイエットの効果とは?

2日間の断食ダイエット(ファスティング)とは

2日間の断食ダイエットの効果とは?ファスティング(絶食)のやり方は?
(画像=『BELCY』より引用)

一般的には「ファスティング」と言われている2日間の断食ダイエットとは、昔から行われてきた方法の一つです。人間だけでなく、動物も病気になると本能的に食事をしなくなることから、食事を止めることは自然治癒の効果があるとして、昔から健康療法として知られています。

現在では、水と栄養素を摂取しながら体を整える健康法として浸透されています。特にジャンクフードばかりの生活になりがちな現代では毒素を溜め込むばかりで排出できない状況に陥っており、これを解決するために実施されています。

健康法として浸透した大きなきっかけは、ノーベル化学賞・平和賞を受賞したライナス・ポーリングが、栄養素の過不足と疾患の関連性や人体について分子レベルで研究し、必要な栄養素とその働きについて発表したことから、自然治癒力を高める方法として認知されました。

ファスティング(fasting)を翻訳すると「断食・絶食する」

2日間の断食ダイエットの効果とは?ファスティング(絶食)のやり方は?
(画像=『BELCY』より引用)

ファスティングを英語に変えると「fasting」になります。これは動詞「fast(断食・絶食)」の現在分詞形で、形容詞になると「早い」という意味になります。また、fastは朝食やその日の最初の食事を意味する「breakfast」の元でもあります。

この二つの言葉は、「fast」を語源とした関係だけでなく、食に対する関係性もあります。食べ物を断っている状態(fasting)から破る(fastをbreakする)ので、breakfastは断食期間から抜け出すという意味があります。

また、breakfastが朝食という意味を持つ理由は、人や動物が寝ている間、体に何も入れていない状態ですが、この状態を破る行為が「朝食を食べる」ことなので、breakfast=朝食になりました。

2日間の断食ダイエットの効果①体重が減る

2日間の断食ダイエットの効果とは?ファスティング(絶食)のやり方は?
(画像=『BELCY』より引用)

2日間の断食ダイエットの効果その1は、体重が減ることです。体内へ摂取されるエネルギーが体を動かす活動エネルギーを下回ると、蓄積していたエネルギーを消費し始めます。そのエネルギーが消費しきると、次は脂肪を燃焼し始めます。

燃焼した脂肪は少しずつ小さくなっていきます。そして、脂肪は筋肉よりも重さがあるため、脂肪がなくなると体重が落ちるという結果になります。

2日間の断食ダイエットの効果②太っていた身体が痩せる

2日間の断食ダイエットの効果とは?ファスティング(絶食)のやり方は?
(画像=『BELCY』より引用)

2日間の断食ダイエットの効果その2は、太っていた身体が痩せることです。体に蓄積した脂肪は、エネルギーを蓄える役割がありますが、溜め込みすぎると見た目に影響を与え、だらしない体型になります。

無駄に蓄積された脂肪を燃焼させることによって、体型にも変化が現れます。続けるごとに消費されていくので、全体的に痩せるという結果になります。

断食は脂肪を燃焼させるだけで、筋肉がつきません。

2日間の断食ダイエットの効果③腸内環境が良くなる

2日間の断食ダイエットの効果とは?ファスティング(絶食)のやり方は?
(画像=『BELCY』より引用)

2日間の断食ダイエットの効果その3は、腸内環境が良くなることです。一般的には、人の腸内は何百種類もある腸内細菌が生息しており、これらによって健康状態が左右されます。この中でも悪玉菌と呼ばれる細菌は、免疫力を低下させ、有毒物質を作ります。つまり、悪玉菌が多い環境になると、体調悪化の原因になります。

悪玉菌を減少させるには、腸内環境を整えて善玉菌を増やさなければなりません。方法としては、食べ物の消化や吸収の役割を持つ腸を休ませて、悪玉菌と大便の排出に専念させる必要があります。

これにより、体内に溜まっていた悪玉菌や大便が排出され、善玉菌の割合が増えていきます。また、腸を休ませていたことにより、腸の免疫機能が活性化して強い体になります。

2日間の断食ダイエットの効果④毒素や老廃物を排出する「デトックス効果」

2日間の断食ダイエットの効果とは?ファスティング(絶食)のやり方は?
(画像=『BELCY』より引用)

2日間の断食ダイエットの効果その4は、毒素や老廃物を排出する「デトックス効果」です。人間の体の基本的な構造として、「吸収と排泄は同時にできない」と言われています。つまり、過剰に食べ物を摂取すると、消化と吸収の対応に追われ、排出が疎かになります。

そこで、食べ物の摂取を止めることにより、排泄活動に専念し、溜まっていた毒素や老廃物が体内から出ていきます。結果として体内が綺麗になり、肌荒れやむくみの解消に繋がります。

2日間の断食ダイエットの効果⑤食生活の見方が変わる

2日間の断食ダイエットの効果とは?ファスティング(絶食)のやり方は?
(画像=『BELCY』より引用)

2日間の断食ダイエットの効果その5は、食生活の見方が変わることです。ファスティングをすることは、健康や食事に対する関心でもあります。食欲を抑えることで、今までの食生活を見直すきっかけになります。

特に断食明けの回復食を食べるときに、食べ物の美味しさや、今までの食生活の悪さがわかるようになります。お腹いっぱいに食べなくても満たされることを把握し、意識的に健康に良い食べ物を摂取するようになります。これは、味覚や食生活がリセットされたことにより、本来の体の機能や感覚を取り戻しているからです。

2日間の断食ダイエットのやり方は?

2日間の断食ダイエットのやり方①事前準備をする

2日間の断食ダイエットの効果とは?ファスティング(絶食)のやり方は?
(画像=『BELCY』より引用)

2日間の断食ダイエットのやり方その1は、事前準備をすることです。いきなり絶食から始めるのではなく、少しずつ摂取量を減らしてから始める必要があります。

基本的には、始める1週間から食事の量を減らしていき、体調を整えるとともに心の準備をしなければなりません。そうしないと、効果が出にくいだけでなく、食べられないことへの精神的ストレスを感じとってすぐに辞めてしまう可能性があります。

また、期間中に食べるものも決められています。それらは文字の最初をとって「まごはやさしい食品」と呼ばれています。実際に食べるときは、腹7分目までにしましょう。

まごはやさしい食品の内容

ま:豆類や大豆加工食品

ご:ごま・ナッツなどの種実類

わ:わかめ・昆布などの海藻類

や:野菜や果物

さ:魚類

し:椎茸などのキノコ類

い:芋などの根菜類

2日間の断食ダイエットのやり方②実行期間中は栄養素と水のみ摂取する

2日間の断食ダイエットの効果とは?ファスティング(絶食)のやり方は?
(画像=『BELCY』より引用)

2日間の断食ダイエットのやり方その2は、実行期間中は栄養素と水のみ摂取することです。準備期間を終えたら、食べ物を噛む行為をやめて、液体を飲む期間に入ります。水だけ飲んで仕事しながら生活するのは厳しいため、活動するために必要な栄養素も摂取しながら絶食を続けなければなりません。

この時に飲む飲料水のことを「酵素ドリンク」といいます。これは体に必要な栄養素が含まれているため、食事をしなくても十分に活動が可能です。もし用意できない場合は、具を抜いた味噌汁や、5gの食塩が含まれた2〜2.5Lの水で代用すると良いでしょう。

また、絶食中はお酒やタバコといった嗜好品を楽しんだり、市販の炭酸飲料やフルーツジュースやコーヒーなどのカフェイン入り飲料を飲んではいけません。

2日間の断食ダイエットのやり方③実施中に起こるトラブルを対処をする

2日間の断食ダイエットの効果とは?ファスティング(絶食)のやり方は?
(画像=『BELCY』より引用)

2日間の断食ダイエットのやり方その3は、実施中に起こるトラブルを対処をすることです。絶食中は摂取エネルギーが減少しているため、空腹に見舞われたり、頭痛を感じることがあります。しかし、一時的なものなのでファスティングが終わった後も続くことはありませんが、対処しても緩和しない場合は中断しましょう。

実施中に起こるトラブルの一例とその対処法

空腹:ドリンクの濃度を増やして飲む、摂取回数を増やす。

頭痛:ドリンクの濃度を増やす、塩を摂取する。

体の冷え:服を着込む、入浴して体を温める。

2日間の断食ダイエットのやり方④実施期間が終わったら回復期間に入る

2日間の断食ダイエットの効果とは?ファスティング(絶食)のやり方は?
(画像=『BELCY』より引用)

2日間の断食ダイエットのやり方その4は、実施期間が終わったら回復期間に入ることです。終わったからといってなんでも食べると、体に悪いものが取り込まれてしまい、リバウンドしてしまいます。また、回復期間は実施した日数分行う必要があります。

回復食には、食物繊維が含まれている食材や、乳酸菌や善玉菌が含まれている発酵食品が良いとされています。逆にジャンクフードや香辛料が使われている料理を食べると体調不良や腹痛を起こす可能性があるのでやめましょう。

回復食に最適な食べ物の一例

おかゆ

ヨーグルトなどの発酵食品

発酵玄米

野菜や果物

芋類

海藻類

回復食に合わない食べ物の一例

香辛料が強い料理

ジャンクフード

焼肉

お酒

ラーメン

断食明けの回復食におすすめの料理のレシピは?

断食明けの回復食におすすめの料理のレシピ①梅流し

2日間の断食ダイエットの効果とは?ファスティング(絶食)のやり方は?
(画像=『BELCY』より引用)

断食明けの回復食におすすめの料理のレシピその1は、梅流しです。断食明けにはおかゆや重湯が最適とされていますが、断食効果を最大限に引き出すには梅流しが最も良いとされています。作り方は、生野菜を水で煮込み、ほぐした梅干しを入れるだけです。

梅流しの材料

水:2L

梅干し:8個

大根などの生野菜:お好み

断食明けの回復食におすすめの料理のレシピ②野菜サラダ

2日間の断食ダイエットの効果とは?ファスティング(絶食)のやり方は?
(画像=『BELCY』より引用)

断食明けの回復食におすすめの料理その2は、野菜サラダです。梅流しで食べることに慣れてきたら、野菜を摂取して固形物を取り入れていきます。サラダの中に海藻や豆腐を入れてアレンジしても良いでしょう。

コンビニの食材といえば体に悪いイメージがありますが、実際はそんなことはなく、体に良いものが並べられています。