またここで、「THE TOKYO TOILET」を設計した建築家・安藤忠雄、渋谷区長が登壇。安藤氏に関して柳井氏は「ユニクロの店頭でオリーブ基金を一緒にしていたつながりが最初のきっかけで、このプロジェクトについて相談した際も内容も聞かずに『やったるよ』と。ええことやろうとしてるんやったら、一緒にやろう!と二つ返事でご快諾いただきました」と参加の経緯を説明。

安藤氏は「最初に柳井さんと笹川さんが意義のあることをしたいといったので賛成しまして、話を聞いてるうちに美しいトイレを通して日本の美意識を発信したいと聞き、参加しました」と述べました。また安藤氏とヴェンダース監督とは以前から交友があり、久しぶりの再会にヴェンダース監督は「安藤先生の作品は以前から敬愛しています。アメリカ、ヨーロッパでの作品やパリのオープニングにも伺いました。彼とはつながりを感じていて、真の同世代のクリエイターだと思っています」と語った。

ひとしきりのトークセッションが終わったのち、小池東京都知事より、本プロジェクトへのメッセージも寄せられ、最後には質疑応答も実施。いくつかの質問をヴェンダース監督や役所さんが応えた後、記者会見は無事終了した。

【THE TOKYO TOILETプロジェクト】
柳井康治と日本財団が、多様性を受け入れる社会の実現を目的に実施する公共トイレ改修プロジェクト。渋谷区全面協力の下、性別、年齢、障害を問わず、誰もが快適に使用できる公共トイレを区内17カ所に設置する。趣旨に賛同する16人のクリエイターが参画し、デザイン・クリエイティブの力で、新しい社会のあり方を提案する。


提供・tvgroove

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