思いがけず犯罪に巻き込まれそうになったことはありませんか? 今回はそんな危険を感じたエピソードについてfuelle編集部が取材しました。

お付き合いしていた可愛い彼女

2019年11月のことです。当時、2年半ほどお付き合いしている彼女Aさんがいました。黒髪ストレートのすごくかわいい彼女で内面もしっかりしており、かと思えばどこか少しおっちょこちょいな感じで、当時の私は彼女のことがすごく大好きでした。 本気で結婚を考えていたので、結婚前にしっかりとお互いを知るためにも同棲したいと伝えるのですが、いつも曖昧な返事が返ってきていました。 嫌われるのが怖かった私はあまり深く追求することができませんでした。

ある日の休日、その日は彼女も予定が入っていたため私は一人で家にいました。するとチャイムが鳴り、液晶で確認してみると彼女が立っていました。 連絡もなく家にくるのは珍しかったのですが、特に疑うこともなく玄関のドアを開けました。すると彼女の横には見知らぬ男性が立っていたのです。

A子さんは泣きながらうつむき加減で「ごめん。」と一言告げました。私はよくわからずただ二人の顔を交互に見たいてのですが、男性が穏やかな口調で「A子の夫です。」と一言言い放ちました。正直その時はその言葉の意味が分かりませんでした。 男性は続けてこう言いました。「A子と不倫をしていますよね。別れる気はありますか。」状況も呑み込めず、まさに絶句という言葉がぴったりなほど、私は何も発することができずにいました。しかしその男性が、口調とは裏腹に少しずつ形相が変わってきたように思えました。おそらく感情が抑えきれなくなっていたのでしょうか。