光回線の種類は?

2019年3月末時点での光回線の契約数は3,115万件以上となっており、実に多くの人が利用していることがわかります。光回線にも種類があり、「フレッツ光」や「auひかり」の利用が主流です。ソネットが提供する「NURO光」もコスパがいいと注目されています。

「フレッツ光」や「auひかり」が利用できない地域では、地域限定の回線会社などを利用する方法がありますよ。地域限定の光回線には「レキオス光(沖縄県)」「コミュファ光(東海地方)」「eo光(近畿地方)」などがあります。山奥への移住を検討していてパソコンやスマホの利用頻度が多い人は、光回線が通っているかもチェックしておくことをおすすめします。

光回線の地域カバー率No.1はNTTのフレッツ光

光回線の地域カバー率はNTTのフレッツ光がトップで、全国で95%といわれています。フレッツ光が利用できないエリア外の地域もあるため、移住先が通信エリアかどうかを事前に確認しましょう。NTT東日本、西日本の各ホームページから、フレッツ光の提供エリアを都道府県別に確認することができます。

auひかりはインターネット速度が早い

auひかりはKDDIが提供する光回線のサービスです。auのスマホを使用している人はお得に契約することができます(スマホ使用料が安くなる「auスマートバリュー」が適用されます)。ドコモ光やソフトバンク光はNTTから回線を借りてインターネットを提供していますが、auひかりは独立回線を使っているので、NTTが展開しているサービスよりも利用者が少なく、インターネットの接続速度が早いのも特徴です。また、お得なキャッシュバックキャンペーンや、他社の違約金負担などのサービスを行っているので、auのスマホを使用している人は是非チェックしてみてくださいね。ただし、auひかりは全国展開していないので事前に対応地域の確認が必要です。

NURO光はコスパがよく、関東から拡大中

NURO光はソネットが展開する光回線サービスです。特徴は、なんといってもコスパが良いこと。他社が展開する光回線よりも通信速度が早く、しかも月額料金も少し安くなるとうたっています。

2020年4月現在、提供エリアは北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、愛知、静岡、岐阜、三重、大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、福岡、佐賀の19都道府県のみとなります(対象エリアでも一部市町村を除きます)。3ヶ月間月額500円のワンコイントライアルを実施しているので、移住先が対象エリアであれば試しに申し込んでみるのもいいかもしれません。まずはホームページから自分にぴったりなプランを診断してみてくださいね。

光回線がつながらない地域はどうする?

スマホやPCを頻繁に利用する人は、通信速度の早い光回線を利用するのが望ましいですが、地方の山間部などで光回線が利用できない場所もあります。光回線を利用するには、光ファイバーケーブルを自宅に引き込まなければいけないため、家の近くの電柱などに光ファイバーケーブルが通っている必要があるからです。

光回線が利用できない場所でも、CATVやポケットWiFiを利用することでインターネットを繋げることができますよ。

光回線エリア外の選択肢1:CATV

CATVは、ケーブルテレビの回線をインターネットに利用するタイプのブロードバンド回線です。ケーブルテレビで視聴可能な専門チャンネルとインターネットをお得に利用できるようになります。デメリットは、光回線に比べて通信スピードが劣ること、ネット回線のみの契約よりも少々割高になることです。オペレーターと直接電話で相談できるので、契約時の料金プランなど事前に相談することをおすすめします。

光回線エリア外の選択肢2:ポケットWifi

光回線が繋がらない地域ではポケットWifiを利用するという選択肢もあります。スマホ大手キャリアの回線を利用したものから、「WiMAX」や「Y!mobile」のポケットWiFiなどから選ぶことができますよ。スマホやPCを頻繁に利用する場合はデータ通信料無制限で使用できるプランがおすすめです。ポケットWifiは元々地方に弱かったのですが、対象エリアが急速に拡大しています。ポケットWiFiを契約する前は、地方移住先が通信エリア内かどうかをしっかり確認しましょう。

地方のフリーWifiスポットもチェック

冒頭でも記述しましたが、面積の75%が森林を占める徳島県は、県下全域に光回線が普及しており、「Tokushima Free Wi-Fi(とくしま無料Wi-Fi)」が県内を網羅しています。例えば花火大会など多くの人が集まる場所で、なかなかネットに繋がらない…という経験をしたことありませんか?インターネット回線はユーザーが多いと接続スピードが遅くなります。その為、人口75万人の徳島県と、人口1370万人の東京では、公衆Wifiの速度は徳島県の方が速いのです。地方移住の際は、地域の公衆Wifiスポットをチェックしておくといいでしょう。

まとめ

よほどの山間部でない限り、地方に移住してもインターネットは繋がる時代です。高速通信の光回線が利用できない地域でも、インターネットを使用するための選択肢がありしたね。インターネット使用料金も、地方のほうが高いというわけではありません。最近、地方にオフィスを移転させるIT起業が増えている現状からも、地方のインターネット環境は悪くないと考えてもいいのではないでしょうか。ストレスのないインターネット環境で、地方移住がより充実したものになるといいですね。


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