岐阜県の美濃地方にある「多治見市」。美濃焼の産地として知られるほか、夏の暑さでも有名な場所です。焼き物はもちろん、焼き物以外にも訪れたくなるスポットがいっぱい!今回は、多治見市のおすすめ観光スポットを紹介します。
【1】多治見駅
多治見は、名古屋からJR中央線で40分程で乗り換えなしでアクセスできます。美濃焼の産地として知られており、国内の陶磁器の約5割が生産される焼き物の町です。
また、多治見駅前にはこのような温度表示板も。夏になると全国のニュースでも取り上げられる「暑い町」としても知られており、2007年には40.9℃を観測しています。
【2】本町オリベストリート
多治見駅から徒歩で15分ほどのところにある「本町」。明治から昭和初期にかけて、陶磁器の問屋が軒を連ねる商業の中心地でした。そんな本町にある本町オリベストリートは、当時の面影を残すレトロな町並みの中に、美濃焼を扱うギャラリーや飲食店が並んでいる、ノスタルジックな通りです。
美濃焼を販売している店舗も多く、何軒もお店を回ってショッピングが楽しめます。
その他にも、130年の歴史ある家屋を改築して作られた趣ある「そば屋」や、陶磁器ショップが併設されているカフェ、昔の銀行を活用したレトロな雰囲気のパン屋など、グルメも充実しているエリアです。
【3】多治見修道院
昭和5年(1930年)にドイツ人のモール神父によって設立された、地上3階・地下1階の木造の修道院です。
広い敷地内ではぶどうが栽培されており、日本で唯一ワインを醸造している修道院でもあります。醸造されたワインは「多治見ワイン」として親しまれ、修道院内の売店で購入も可能。毎年11月3日にはワインフェスタも開催されています。
現在も神学生の修練の場となっていますが、礼拝堂では一般の人も参加できるミサも開かれています。
【4】虎渓公園
多治見市内を一望できる高台にある公園で、市民の憩いの場となっています。約400本の桜の木が植えられており、お花見の名所として知られ、桜の頃には多くの花見客で賑わいます。
【5】虎渓山「永保寺」
鎌倉時代に創建された歴史ある古刹で、敷地内にある観音堂と開山堂は国宝となっています。また、池泉回遊式庭園は、国の名勝に指定されている美しい庭園。樹齢700年と言われる大イチョウなどもあり、紅葉のシーズンは特に美しく多くの人々を魅了しています。