新年早々の一大イベントといえば初日の出。一年の始まりに幸運祈願を込めて、拝みに行く人も多いと思います。今回の記事は、元旦の特別な太陽を、いつもとは違うロケーションで楽しみたい人必見!海に立つ鳥居と共に、初日の出と初日の入りを拝める、イチオシのスポットをご案内しましょう。
【福島】弁天島にたたずむ鳥居と朝日が絶景を織りなす「波立海岸(はったちかいがん)」
ご来光の美しいスポットの一つ波立海岸は、福島県いわき市の久之浜町に位置します。玉砂利の海岸から赤い橋を渡ると岩場の弁天島があり、波立海岸のシンボル的存在である赤い鳥居が鎮座します。
お天気の良い日には、太陽と海がコラボした風景が美しいことから、フォトグラファーにも人気があります。そして元旦には、素敵な一年を迎えられるようにと県内外から多くの人が足を運ぶ、有名な初日の出スポットとなっています。
東日本大震災の津波で弁天島周辺は大きな被害を受けましたが、現在は復興をとげています。また海岸北側には、西暦806年に創建された波立寺があり、海から姿を現し波の上に立っていたとされる薬師如来「波立薬師」が祀られています。
波立薬師は古くから地元で厚く信仰されており、目の病気や商売繁盛、海上鎮めのご利益があるとされています。海岸の玉砂利を持ち帰ると目を患うという言い伝えがあるので、注意してくださいね。
初穂料300円で御朱印を賜ることもできます。
【茨城】神磯の鳥居と美しいご来光を眺望できる「大洗磯前神社」
ご来光を拝める鳥居といえば、関東圏内では最も有名と言っても過言ではない大洗磯前神社。神社の東側に太平洋の大海原が広がり、神様が降り立ったと言われる神磯の岩場に鳥居が見られます。
お天気が良ければ、海と鳥居の壮大な絶景を眺望できます。時には荒波が岩場に立つ鳥居に打ち寄せ、素晴らしい光景が目の前に広がります。
朝日が登れば格別!海と鳥居、そして朝日による圧巻の眺望が堪能できます。毎年元旦には、宮司さんが磯場で初日の出奉拝式を執り行います。
大洗磯前神社は、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)がご祭神。五穀豊穣、交通安全、厄除、病気平癒、縁結び、心願成就、学業成就など多くのご利益が賜われ、年間を通じて多くの参拝客が訪れています。
一の鳥居、二の鳥居そして拝殿、本殿と、歴史あふれ厳かな雰囲気。初穂料500円で御朱印を賜れますよ。