群馬県高崎市にある箕輪城跡は、お城好きにはたまらないスポットです。今回は、2005年に日本100名城にも認定された箕輪城跡と御城印のもらい方、さらに周辺のおすすめスポットもご紹介しましょう。

地形を生かして作られた箕輪城

【群馬歴史散歩】 日本100名城の一つ箕輪城址と周辺おすすめスポット
(画像=CHIRI トリップノートより引用)
【群馬歴史散歩】 日本100名城の一つ箕輪城址と周辺おすすめスポット
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群馬県高崎市・榛名山のふもとに、地形を利用して作られた箕輪城。その規模や大きさ、構造はいったいどのようなものだったのでしょう?

お城の大きさ

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(画像=CHIRI トリップノートより引用)

箕輪城は、天然の要害を生かした堀や曲輪(くるわ)があったとされる、大きな平山城でした。東西500メートル、南北1,100メートルもの大きさで、関東にあるお城の中でも大きなお城の一つです。

構造

西側には榛名白川の断崖絶壁があり、南には榛名沼といわれる湿地が広がる、自然豊かな環境を利用した構造となっています。現在は石垣、土塁、空堀の後が残されています。

箕輪城の歴史

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(画像=CHIRI トリップノートより引用)

戦国時代に様々な武将が入閣したことで有名な箕輪城は、江戸時代中期、長野氏によって築城されました。1561年に長野業正が没すると、北条氏、武田信玄、上杉政虎らによる攻略が繰り広げられます。

1582年の天目山の戦いで武田氏が滅亡、その後神流川の戦いで勝利を上げた北条氏が箕輪城に入城します。

さらに1590年には徳川家康が関東に入府、箕輪城は12万石で井伊直政に分け与えられました。その後高崎城に移封(いほう)され廃城となり、80年余り続いた歴史に終止符を打ちました。

現在では日本100名城の一つに数えられ、国指定史跡に登録されています。

箕輪城跡で歴史散策をしよう

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(画像=CHIRI トリップノートより引用)
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まずは箕輪城跡の駐車場に車を止めて、城跡までアクセスします。坂道を登っていくと、搦手馬出(からめてうまだし)があります。

【群馬歴史散歩】 日本100名城の一つ箕輪城址と周辺おすすめスポット
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さらに少し登っていくと、二の丸があり広場となっています。

【群馬歴史散歩】 日本100名城の一つ箕輪城址と周辺おすすめスポット
(画像=CHIRI トリップノートより引用)

二の丸から右側へ進んでいくと本丸、御前曲輪(ごぜんくるわ)があり、井戸や石碑が並ぶ、古代ロマンを感じるスポットが広がります。

【群馬歴史散歩】 日本100名城の一つ箕輪城址と周辺おすすめスポット
(画像=CHIRI トリップノートより引用)

二の丸から左手へ進んでいくと郭馬出(かくうまだし)や大堀切(おおほりきり)があり、その先に郭馬出西虎口門(かくうまだしにしこぐちもん)が見られます。上の写真は、再現された西虎口門。敵が攻めてくるのをここで監視していたのでしょう。

【群馬歴史散歩】 日本100名城の一つ箕輪城址と周辺おすすめスポット
(画像=CHIRI トリップノートより引用)

敷地内に見られる堀切は、敵を欺くために大きく掘られた大規模なもの。城跡にある見所のうちの一つです。