山寺や銀山温泉をはじめとする山形県の観光スポットの中で、トリップノートの6万3千人の旅行好きトラベラー会員(2020年8月現在)が実際に行っている順に、山形県の人気観光地ランキングをご紹介します!

1位:山寺

山形市にある天台宗の寺院「立石寺(りっしゃくじ)」は、通称「山寺」として親しまれている、山形を代表する寺院。みちのくを代表する霊場として古くから信仰を集め、今日でも悪縁を絶ち切り、良縁を結ぶお寺として人気のパワースポットです。

一度は耳にしたことがあるでしょう、俳人「松尾芭蕉」が詠んだ「閑さや岩にしみ入る蝉の声」は、まさにこの地で詠んだ句。

立石寺では、石段を一段二段と登ることで、我が身の煩悩が消滅すると信仰されています。荘厳な景色が楽しめる奥之院山頂までは1,000段以上もの階段を登らなければなりませんが、随所に見どころがあり、ゆっくり登ればさほど辛くは感じません。

2位:銀山温泉

山形県尾花沢市の山あいにひっそりと佇む「銀山温泉」は大正ロマンの風情が薫る温泉街。NHK連続テレビ小説『おしん』の舞台となったことで一躍脚光を浴び、その名が全国的に広がりました。

こじんまりとした温泉街ですが、銀山川の両岸に沿って大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の旅館が軒を並べ、朱塗りの橋や、レトロな木造旅館がガス灯で浮かび上がるノスタルジックな街並みが魅力的です。

とくに雪景色との相性がバツグンで、冬の絶景を求めに外国人観光客も多く訪れます。温泉街を散策して冷えてしまった身体は、温泉や旅館の美味しい鍋料理で温めたいですね。


雪化粧をした銀山温泉の姿を写真などでよく見ますが、雪が降らない季節でもやはりそこには大正ロマンのノスタルジックな光景が広がります。ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の湯屋が、銀山温泉をモデルにしているのではないかとも言われており、千やハクが走っていそうな風景がそこかしこにありますよ。

3位:鶴岡市立加茂水族館

画像=PIXTA

「クラゲドリーム館」の愛称で親しまれている山形県唯一の水族館で、正式名称を「加茂水族館」と言います。一時は閉館の危機に陥りましたが、クラゲの展示を開始し、飼育方法を工夫したことでクラゲ展示種類数が世界一の水族館となり、平成24年にはギネス世界記録に認定。現在はとても人気のある水族館になっています。

50種類以上のクラゲをはじめ、庄内沖に生息する約140種類の魚や海の生き物を展示。直径5メートルの円型の水槽「クラゲドリームシアター」には約2,000ものミズクラゲが泳ぎ、幻想的な光景を見ることができます。またクラゲの成長段階を見ることができる「クラゲバー」や、アザラシプール、アシカプールなども見どころです。

 

4位:羽黒山

(写真=PIXTA)

山形県鶴岡市にある標高414mの山。月山、湯殿山とあわせて出羽三山と総称され、山形県有数のパワースポットとしても知られています。杉並木の中にひっそりと建つ国宝の羽黒山五重塔は、約640年前に再建された東北最古の塔。高さ29.9mの素木作りの塔は、煌びやかさや華やかさとは全く無縁で、無駄な装飾や色が一切ありません。その潔さに、凛とした強さ、美しさを感じます。

そして随神門からはじまる参道は2km弱にもおよび、2,446段もの長い石段が続きます。両側には樹齢350年~500年もの杉並木が500本以上つづき、この神秘的な道のりはミシュランガイドで三ツ星に輝いています。途中には茶屋もあり、名物の力餅でひと休みしてみて。

5位:上杉神社

(写真=PIXTA)

明治9年(1876年)に米沢城本丸奥御殿跡に建てられた、上杉謙信公を祀る神社です。大正8年(1919年)の米沢大火で多くの建物が消失してしまいましたが、国の援助などにより大正12年(1923年)に現在の神社が完成しました。

上杉謙信の命日である4月29日(旧暦3月13日)に例大祭が行われ、5月3日までは、米沢に春を告げる恒例のお祭り「米沢上杉まつり」が開催されます。このお祭りでは、最終日に松川河川敷で行われる「川中島合戦」が大きな見どころ。

 

6位:蔵王温泉

(写真=PIXTA)

およそ1,900年前に開湯された日本屈指の古湯、「蔵王温泉」。山形蔵王温泉スキー場とともに栄え、昔ながらの温泉宿がつづく、風情ある街並みが広がっています。泉質は全国2位の強酸性温泉で、「美肌の湯」としても定評があります。温泉街には3つの共同浴場に足湯、10位にランクインした蔵王温泉大露天風呂などいくつもの日帰り入浴施設があり、湯めぐりにオススメですよ。

7位:霞城公園(山形城跡)

(写真=PIXTA)

JR山形駅から歩いて10分ほど、市の中心部に位置する、山形城跡を整備した都市公園です。春には約1,500本もの桜が咲き誇り、山形市随一の桜の名所でもあります。開花時期に合わせて、お堀沿いの桜がライトアップされる様子は必見です。

公園内には国の重要文化材に指定される「山形市郷土館(旧済生館病院本館)」もあり、山形市内観光ではずせないスポットです。

 

8位:道の駅 寒河江 チェリーランド

(写真=commons.wikimedia.org photo By tail_furry CC BY-SA 3.0 from Wikimedia Commons)

世界のさくらんぼ107種類、130本が植栽されている「国際チェリーパーク」や、さくらんぼ狩りが体験できるほか、様々な種類の果物狩りを案内する「さくらんぼ会館」、山形の名産品や工芸品が揃う「チェリーランドさがえ」など、各種施設が充実しています。そのほかイベント広場やレストラン、公園なども。

 

9位:文翔館

(写真=PIXTA)

大正5年(1916年)に建てられた山形県旧県庁舎及び県会議事堂で、英国近世復興様式のレンガ造りの建物です。昭和50年(1975年)まで県庁舎として使用されていました。

昭和59年(1984年)に国の重要文化財に指定され、保存修復工事を経て現在は山形県郷土館「文翔館」として無料で一般公開しています。映画『るろうに剣心』のロケ地としても話題になりました。

 

10位:山形蔵王温泉スキー場

(写真=PIXTA)

「山形蔵王温泉スキー場」は変化に富んだコースをもつ、東北最大級のスキー場。山頂付近の樹氷原コースは、「樹氷」を見ながら滑ることができるスキー場として世界的にも有名であり、国内外問わず多くの観光客が訪れています。