スキレットは、小さくて食卓にそのまま出してもオシャレな鉄製のフライパン。一人分の食べやすいサイズで販売しているので、同じ料理を人数分用意しても、数種類の別々の料理を並べて取り合分けてもOKです。

アウトドアでも使える鉄製スキレットは、そのまま出せば熱々の美味しい料理を食卓で食べられます。またこの鉄製スキレットは、ヴィーガンやベジタリアンの方が摂りづらい動物性食品に含まれるヘム鉄を、効率よく摂ることができます。

今回は、そんな鉄製スキレットの使い方とおすすめレシピをご紹介します。上手に使いこなして野菜料理の幅を広げましょう!

スキレットの特徴

特徴その1:丈夫で長く使える

スキレットは、テフロン加工されているフライパンとは違い、鋳鉄(ちゅうてつ)製です。鉄は熱伝導が高く、強い火力で短時間の調理が向いています。

食品の旨味をギュッと閉じ込めて焦げ目をつけることができるので、こんがりローストする料理などがおすすめ。また、鉄は扱い方に気をつけると丈夫で長持ちするのもポイントです。

特徴その2:鉄分の補給に役立つ

鉄製の調理器具には、植物性食品に含まれる鉄分とは違った、体に吸収されやすいヘム鉄(吸収率は摂取量の23~28%)が多く含まれています。

植物性食品に含まれる鉄分は、主に非ヘム鉄(吸収率は摂取量の1割以下)です。非ヘム鉄は、食物繊維やタンニンの阻害を受けやすくなっています。

そのため、ヘム鉄を多く摂取できる鉄製のスキレットを普段から使うと、ヴィーガンの方でも無理なく鉄分を補給できます。

特徴その3:温かいまま提供できる

鉄は、アルミ製のフライパンとは違い、熱するまでは時間がかかりますが、温かくなると冷めにくい特徴があります。

じわじわとゆっくり温まるので、パンケーキなどの調理では均等なふんわりした美味しさを維持できます。

また、スキレットは小さくそのまま食卓に運びやすいので、豆腐のステーキやアヒージョなども熱々の状態で提供できます。

お手入れの方法

様々なメリットがあるスキレット鍋ですが、長く使うためにもお手入れは丁寧に行ってください。

① 洗い

スポンジで水洗いします。(洗剤は極力控えてごしごし洗わない。)

② 水切り

うっすらと白い煙が出るまで火にかけて水気を切ります。

③ シーズニング

熱いうちにスキレットに油をからませて、冷めたら油をふき取り保管します。