浅倉カンナ選手は女子総合格闘家として2014年に17歳でデビューし、2017年の「RIZIN」で優勝するなど常に第一線で活躍してきました。
24歳という若さで、次世代の女子格闘技界を背負う存在として戦っています。
ファンからは「純情可憐タックル女子」の愛称で親しまれ、可愛らしい容姿とチャーミングな笑顔が人気という一面も併せ持っている浅倉カンナ選手。
今回はそんな浅倉カンナ選手に「成長のきっかけとは?」というテーマで、これまでの生い立ちや強さの秘訣を、uFit代表である林ケイスケがインタビュー形式で深掘りしていきます。
他メディアでは決して話さない、浅倉カンナ選手の意外なエピソードも盛りだくさんでお届けします!
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格闘技を始めたきっかけはだまされた!?
林:一番最初にそもそも格闘技を始められたきっかけを伺いたいと思います。
浅倉 元々小さい時にレスリングを始めたんです。何も知らず、お父さんにジムへ連れて行かれたのがきっかけです。5歳くらいから高校生までずっとレスリングをやってたんですけど、高校生で辞めてしまいまして。その時、レスリングが人生の半分くらいを占めていたので、それが一気になくなって「人生楽しくないな」「動いてないと気持ち死んじゃうな」みたいになりました。その時に、今のジムの代表(鶴屋)に相談したことがきっかけで格闘技を始めました。
林:幼少期レスリングを始めたのは道場に騙されて連れてかれたんですか?
浅倉:ほんとそんな感じです。何も知らずに行った場所がレスリング教室でした。その時、まだ幼稚園の年長とかだったと思うんです。何もわからず、小さい頃だったので楽しいことばかりやるじゃないですか。
林:マット運動みたいな感じってことですよね。
浅倉:そうです。タックルとかガツガツ系の運動はやらずに楽しいと思って「やりたい」って言っちゃったのがしんどい練習の始まりでした。最初は全然きついとは思わず、「うわ楽しい」「やりたい」みたいな感じで。そこから始めましたね。レスリングって競技をそもそも知らなかったので、本当に何も知らずに始めちゃったみたいな感じです。
浅倉カンナの幼少期の練習方法とは?
林:幼少期の練習方法で、面白いエピソードがあれば教えてください。
浅倉:レスリングの時はやっぱお父さんがずっとつきっきりで教えてくれてて、学校終わってお父さんが仕事から帰ってきたら毎日もうお兄ちゃんと二人で練習していました。駐車場に薄いマットを敷いてそこで練習してたんですよ。倒れたらもう本当に痛くて、しかも駐車場がちょっと斜めになってるんですよ。そんな全然ちゃんとした環境じゃない場所で練習していて結構しんどかったですね。あとは毎朝起きたら走らないといけないとか、帰ってきたらランドセル背負ったまま懸垂をやって家に帰らないといけないみたいな。
林:そこそこ重いですよねランドセルって。
浅倉:だから重い日は最悪です。ランドセルを背負ったまま懸垂を10回5セットやってました。
林:5セット!?
浅倉:やらないといけなかったんですよ(笑)勉強とかもやれって言われたことないですね。むしろやってたら「そんな暇あるなら練習しろ!」って、ちょっとぶっ飛んでるお父さんだったので。それでやっぱ結構鍛えられましたね。
林:その頃はどれくらいの練習量をこなしていたんでしょうか?
浅倉:小学校高学年からは東京のチームにずっと通ってて、その時はもう学校帰ってすぐ電車乗って1時間半くらいかけて練習して、練習終わって帰ってきてもう22時半〜23時くらいっていう練習をしていました。その頃からはチームの練習がメインになったんですけど、その時も結構きつかったですね。学校が終わって急いで用意して自転車で駅まで行って電車に乗って1時間半かけて行って、練習してまた満員電車の中帰ってくるんですよ。いつもヘトヘトになってそれを毎日行ってましたね。結構ハードでしたね昔は。