穏やかな瀬戸内海を一望する絶景スポット「亀老山展望公園」や、“天下の絶景”が眺められる「美幌峠展望台」など、胸のすくような風景を一望できる、全国のおすすめ展望台&ビュースポットをご紹介します。
1.亀老山展望公園(愛媛)
トリップアドバイザーによる『行ってよかった!日本の展望スポット2016』で3位に選ばれた展望スポット。標高307.8mの亀老山山頂にあり、展望台からは世界初の3連吊橋「来島海峡大橋」や、日本三大急潮のひとつ「来島海峡」の潮流、そして晴れた日には西日本最高峰「石鎚山」を見渡すことができます。
また亀老山展望公園を訪れたのなら、まるで大地に埋め込まれているかのような独特な展望台自体の構造にも注目してみてください。設計者は新国立競技場も手掛けた隈研吾(くまけんご)氏です。
展望台と言うと本来なら山の上にちょこんと乗っているものをイメージしがちですが、こちらは自然との調和がテーマになっています。
2.美幌峠(北海道)
標高525mの美幌峠展望台の眼下には、屈斜路湖や硫黄山、遠くには知床連山などの大パノラマが広がっており、その美しい景観は「天下の絶景」と謳われています。
春や秋には雲海が、秋には紅葉が、冬には屈斜路湖に発生する朝霧が見えるなど、季節ごとに異なる表情を見せてくれるので、何度でも訪れたいスポットです。
とくに冬は屈斜路湖が全面凍結し神秘的!防寒対策は必須ですが、冬しか見られない絶景を楽しめます。中でもおすすめの時間帯は朝。美幌峠は朝日の名所であり、一面銀世界が広がる中にのぼる朝日は、なんとも言えない感動を味わえます。道内では初日の出スポットとしても人気があるんですよ。
峠の頂上にある美幌峠レストハウスは道の駅になっているので、ドライブの休憩にもピッタリのスポットです。
3.清里テラス(山梨)
4月下旬〜11月上旬ごろまでの期間限定でオープンする絶景スポット「清里テラス」。標高1,900mの山頂にソファが並ぶ、まさに天空のテラス席からは、富士山や南アルプスの絶景を楽しむことができます。
混雑時はソファ内にある30分の砂時計を目安に、譲り合いながら利用しましょう。ちなみに予約専用のプレミアムシートなら、混雑していても時間内はゆっくりくつろぐことができます。
4.細岡展望台(北海道)
釧路湿原にいくつかある展望台のなかで一番人気。人気の秘訣は、釧路湿原を一望できるそのダイナミックな景観にあります。
蛇行する釧路川、そして遠くは阿寒の山々までも見渡せる、釧路湿原らしさを最も感じられる展望台です。夕日の名所としても知られています。
展望台にはビジターズラウンジがあり、お土産や軽食をいただくことができます。駐車場完備。
5.三島スカイウォーク(静岡)
2015年12月に開業した、日本最長400mの歩行者用吊橋です。伊豆と箱根の中間に位置し、橋の上からは、駿河湾と富士山の絶景を楽しむことができます。
橋の南側と北側それぞれに入場ゲートを設けており、ゲート周辺にはお土産屋さんやカフェがあるほか、ロングジップスライドなどのアクティビティも楽しめます。
スカイガーデンをはじめ、インスタ映えするオブジェも設置されており、映えスポットとしても人気です。
6.函館山展望台(北海道)
香港、ナポリと並んで世界三大夜景のひとつである函館の夜景は、海に挟まれた独特の地形が特徴的。標高334mの函館山からの夜景は「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三つ星を獲得しました。
函館山ロープウェイで山麓駅から山頂駅まで約3分。1階に山頂駅があり、2階にはレストラン、3階にはティーラウンジ、そして最上階に展望台があり、宝石箱のようなキラキラ夜景が楽しめます。
また山頂には通称「漁火広場」と呼ばれる場所があり、夏から秋にかけて津軽海峡で行われる、真イカの漁の漁火が点々と灯る様子も見ることができます。
そして冬には雪景色と煌めく夜景を同時に楽しめます。
7.さっぽろ羊ヶ丘展望台(北海道)
札幌にありながら、北海道らしい牧歌的な風景が楽しめるスポットです。敷地内には”少年よ、大志を抱け”で知られるクラーク博士像があり、絶好の写真撮影ポイント!ぜひ同じポーズで写真を撮ってみて。
その他にもタイミングが合えば羊たちが草を食べている風景やラベンダー畑を見られたり、北海道らしい風景を楽しむことができます。自然いっぱいの風景に、ぜひ癒されてみてくださいね。
8.SORA terrace(長野)
世界最大級の166人乗りロープウェイに乗って、標高1,770mの雲の上のテラスへ。眼下に広がるのは、長野市、中野市、飯山市などの町並み、そして遠くには、北アルプス、妙高山などが同じ目線で広がり、天気の良い日には、日本海側に佐渡まで見えるのだそう。
そして条件があえば雲海が広がり、あたり一面が幻想的な雰囲気につつまれます。SORA terraceの2018年の雲海発生率は、64.3%。サンセットの時間に雲海が発生すると、奇跡のような景色に出会えるかもしれません。
9.スカイパーク寒風山回転展望台(秋田)
標高355mの寒風山山頂にあり、日本海や入道崎、白神山地、鳥海山などを一望する絶景ビュースポット。4階の展望室は約13分で一回転し、360度のパノラマを楽しむことができます。
1階にはお土産屋さんやレストランも入っています。
10.摩周湖(北海道)
日本で最も透明度が高いと言われる「摩周湖」ですが、その透明度は、ロシアのバイカル湖につづき世界でも2番目と言われています。
摩周湖のまわりには、湖を見渡す3つの展望台があり、ひとつは標高857mの「摩周第一展望台」。レストハウスを併設しており、摩周ブルー&バニラをミックスした「霧ソフト」などをいただくことができます。
そのほか混雑が少ない「摩周湖第三展望台」、標高が低いため、霧のかからないクリアな摩周湖を望める可能性の高い「裏摩周展望台」があります。