蔵王山系に抱かれた山形市は、江戸時代に最上義光が発展させた城下町。市内主要観光スポットが駅から北東の徒歩圏内に集まっているので、半日で十分楽しめます。ご紹介するスポットは博物館以外無料。屋内施設は、雨や雪の日にもお勧めです。
【1】馬見ヶ崎川(まみがさきがわ)河川緑地
山形駅から北東へ進んでいくと、突き当りで馬見ヶ崎川にぶつかります。ここは、日本一の芋煮会フェスティバルで有名な河川敷。春には、お花見スポットとしても人気です。
毎年秋に、直径6mの大鍋に里芋3t、牛肉1.2tなど、大量の具材が入れられ、大型重機のバックホーを使い、具材をすくうというダイナミックな芋煮会。機会があれば、ぜひフェスティバルに参加したいですね。イベントがなくても、整備された河川敷は、とても気持ちの良い風景なので、お天気の良い日はお勧めです。
【2】文翔館(ぶんしょうかん)
大正5年に建てられた英国近世復興様式のレンガ造りの建物で、威風堂々とした佇まいです。昭和59年には、国の重要文化財に指定されています。昭和61年から大規模な修復工事が行われましたが、創建当時の工法をもとに、忠実に復原されているので、大正ロマンの香りが随所に感じられます。
文翔館の各部屋は貸館もでき、映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』の撮影にも使用されています。
館内には、復原の記録とともに、山形の歴史・文化を紹介する展示室が設置されています。ガイドボランティアさんと共に見学すると、興味深いお話が伺え、より一層充実した時間が過ごせます。希望の滞在時間を告げると、時間に合わせた案内をして下さいます。
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