正しいダイエットは「自炊」だった
「お盆休みに母が田舎から遊びに来たんです。私のやつれた顔を見てすぐ異変に気付いたようです。
私が『何をやっても痩せないんだよね』と言うと、母は『愛花ちゃん、自炊しないから痩せないのよ』と言ってきたんです。確かに冷蔵庫の中はお酒のみ。引っ越してから1度も使っていないキッチンに母は気付いたのでしょうか。そういえば1人暮らししてから食事はコンビニか外食ばかり。それから、自炊ダイエットに目覚めました」
愛花さんを助けてくれたのは、母親直伝のメニューでした。
「そこで母が作ってくれたのは、私が小さい時から大好きだった鶏ガラスープ。たっぷりの野菜と鶏ガラを煮て中華ダシで味付けするんですが、鳥のダシがたっぷり出ているので野菜だけでも満足するんです。自分流にアレンジして野菜は玉ねぎ、ネギ、白菜、もやしと糖質の低い物を使いました。
スープは大量に作って冷凍保存しておくので、夜中に小腹が空いた時でも野菜があればすぐに食べることができます。発汗作用を出したい時は調味料を少なめにして、キムチと豆腐を入れてチゲ鍋風に。そのスープを食べるようになってから、今までとは見違えるように体重が減っていったんです」
体重は現在44kg。当初の目標体重より少しだけ多いものの、過酷なダイエットをしていた時とは違い、肌もキレイになり胸も戻ってきたといいます。ちなみに「モデル体型が好き」と言った彼とはどうなったのでしょうか?
「痩せて告白して付き合うことになったのですが、彼が好きなのはガリガリな子だったみたいで……せっかく痩せたのに自信がなくなりそうな気がして、結局別れちゃいました(笑)。今は平日は自炊して、食べ過ぎた翌日はスープでリセットするようにしています。最近は新しい彼氏もできたので、彼のために食事を作るのも楽しいですね」
母親の言葉で救われた愛花さん。食べないダイエットよりもしっかり自炊をすることが痩せる近道なのかもしれませんね。
―シリーズ ダイエット“悲喜こもごも”体験談 vol.4―
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<文/結城 イラスト/ただりえこ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
【結城(ゆうき)】 恋愛ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer 結城 男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer
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