無意識についてる嘘は残酷だし怖い
――本作には芙美さんの小さな親友・航平くんによる、「大人はみんな嘘つきだ」というセリフが登場します。小林さんは“嘘”との付き合い方をどう考えますか?
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ツユクサ』より
小林「嘘をついていることを自覚しているなら、まだいいかなと感じます。無意識についてる嘘ってすごく残酷で怖い気がします。それは自分に対しても。たとえばこれは本当は嫌なんだけど好きだと思うようにしてやっている、とか。そういったことって、結構あるかもしれないですよね。それが嘘だとちゃんと自分で分かっていれば、まだいいのかなと。
基本的には嘘はないほうがいいと思いますよ。そのほうが面倒くさくないし。でも人と関わる以上、人へも自分へも、どうしても小さな嘘は発生する。けれど、まだ自覚できていれば。知らずに嘘をつき続けるのは体も心も病むと思います」
本当にやりたいことがあるのなら、やる!
――本作の主人公は50歳手前で人生が動いていきます。小林さんも45歳で大学に入って学ばれました。主人公と同世代の、挑戦に迷っている人に発破をかけるなら?
小林「40代は可能性がまだまだたくさん! でも、今始めないと、もうできないこともあります。それを考えたら、本当にやりたいと思っていることをやらないという選択肢はもはやありませんよね。私も本当にやりたいことは、結構じっくり考えるタイプかもしれません。でもやります」
――なるほど。熟考するけど、「でもやる」と。ただ40代ともなると、仕事との兼ね合いがどうしてもよぎったり。
小林「よぎりますよ。でもそこで躊躇しちゃったら、またできなくなっちゃうわけだから。自分の中で何が大切なのかを考えて、大変だということも覚悟しつつ、やる。心から本当にやりたいと思うことがあるのなら、ね」
(C) 2022「ツユクサ」製作委員会
<撮影・文/望月ふみ> 望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
提供・女子SPA!
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