整理収納コンサルタントの須藤昌子です。片付けても片付けても、なかなか片付かない。いったい、いつ片付けは終わるの?と途方に暮れてしまいますよね。沢山の情報があふれる今、何が自分にとって必要な事かを見失いがちで、目にする素敵なおうちを目指そうと考えてしまう事も。今回は、そんな片付け迷子の方々に、目指す片付けのゴールについてご紹介します。

①持っているモノを生かせる「ほど良い量」を目指す

片づけ迷子さん必見!どうなったら終わり?整理収納のプロが教える「片づけのゴール」
(画像=『michill』より引用)

最近は、SNSなどでも、素敵に変わっていくお部屋のビフォーアフターを目にする機会も増えました。

見違えるほど、すっきりとしたアフターの写真に憧れて、そのようなお部屋を目指そう!という気持ちになってしまいがちですが、その写真に写るお部屋の収納は、自分のお部屋とは違いますし、自分が使うモノを置いてはいないのです。

それを真似るのではなく、自分が持っているモノを、使いやすくする方法を目指すようにしましょう。

そして、モノが少なく整っているお部屋が「正しく片付いた部屋」と思ってしまいがちですが、モノの量が少ないから良いというものではありません。モノが多くても、散らからず、使いこなせる人もいますから、自分が心地よいと感じる状態にしていくことが大事ではないでしょうか。

片付けのゴールは、自分が、覚えておくことが出来て、探さない迷わない状態、そして自分の持っているモノを生かせる状態にする事です。

②取り出しやすく戻しやすい収納を目指す

片づけ迷子さん必見!どうなったら終わり?整理収納のプロが教える「片づけのゴール」
(画像=『michill』より引用)

最近は、色々なお店で、素敵な収納グッズを目にすることが増えましたね。そんな素敵なグッズ、使ってみたい!と思いますし、真っ白に並んだ収納ボックスは、見るだけで、うっとりしてしまい、同じような収納にしようと思う事もあるかと思います。

でも、片付けで目指すのは、使うモノを使いやすくして、散らかりにつながらない事のはず。収納ボックスを使う事で、使うたびに、ボックスを引き出して、取り出して戻す、というような面倒な収納場所にしてしまうことも。

収納ボックスを使う事を目的とせず、使いやすさをゴールにしましょう。