こんにちは、コラムニストのおおしまりえです。
マッチングアプリには“地雷”と呼ばれる問題アリな男性がいると言われています。しかし大体は初期の段階でそのヤバさが伝わり、交際に至らないことがほとんどです。
今回話を聞いた光さん(当時27歳・仮名)は、ヤバい彼、純一さん(当時31歳・仮名)の沼にハマり、結果心に大きな傷を負ったといいます。一体その彼がどれくらいヤバかったのか。「モラハラ彼氏でした」と光さんは話しますが、聞いていくとそれはモラハラではなく、ただの洗脳では? という感じがしてきます。
初回のデートで家に連れて行かれ、そのまま半同棲に
「彼とは大手マッチングアプリで出会いました。交際期間はたったの2ヶ月ほどですが、今でも彼の家の近くは行けないし、気配を感じるとゾワッとします」 こう話す光さん。当時彼女は27歳で周りの結婚ラッシュから焦りを感じ、マッチングアプリで積極的に恋愛相手を探していたといいます。そこで出会ったのが、モラハラ彼氏の純一さんです。
「今考えれば、最初のデートからおかしかったんです。何回かデートには誘われており、でも私の仕事が忙しくて断り続ける状態が続いていました。そしたらある日『車があるから迎えに行く』って言われて、仕事終わりにそのままドライブデートになったんです。そしたら、なぜか彼の家に連れて行かれて、そのまま彼の家で半同棲状態がスタートしたんです」
いきなりどういう事!? と筆者も驚いたのですが、当時の光さんは男性にNOと言うのがあまり得意ではなく、グイグイ来ると断れない性格だったのだそう。 こうして純一さんとなし崩し的に半同棲の交際はスタートしたのですが、当然彼の言動や行動は日に日におかしくなっていったといいます。
Twitterアカウントや匿名ブログまで特定された
当時を振り返り、「彼に気に入られたいという気持ちはあった」と話す光さん。しかし当時のやり取りを聞けば聞くほど、「恋は盲目」のレベルを超えているように感じてしまうのです。
男性「2回目のデートまでに、彼はなぜか私のTwitterアカウントや過去匿名でやっていたブログなどを見つけており、過去ログまで全部読んでいました。そこから出身大学やサークル、交友関係を割り出し、過去の異性関係を持ち出されてネチネチ言われました。 さらに、過去にどういう人と付き合ったのか経験人数も全部教えろと言われ、LINEまで見せろと言われました。最終的には元カレや男友達は全員ブロック後に削除させられました」
「光さん、なぜ抵抗しないんだ……」と筆者には疑問of疑問しか浮かびませんでしたが、人間は精神的に支配されると、それ以外の選択肢を考えられなくなるといいます。その結果、光さんの軟禁……いや、半同棲生活は深まっていったようです。