高学歴の男性と聞くと、スマートなデートの誘い方をしてくれそう、お金持ちで、品があって……という先入観をいだく女性も少なくないかもしれません。  そんなイメージから外れた男性2人に出会ってしまった、都内の大学に通うある女子大生のエピソードをご紹介します。

食べ終わるのを待っていたら…「俺のこと好きでしょ」

取材に応じてくれたのは、慶應大4年生のRさん(21)。2年生のときにサークルが一緒のK先輩に、驚くようなアプローチを受けたそうです。 「六本木ヒルズの映画館に、男性の先輩2人と私と同期の女の子で行きました。一人の先輩と同期の子はバイトがあって、映画のあとすぐ帰ってしまったんです」  夕方の時間の映画だったため、残された先輩とRさんはご飯を食べようということになりました。 「普通にお腹も空いていたし。あまり来ない場所だったので、K先輩に食べたいものを選んでもらったんです。ラーメンを食べることになりました」  食券を買うタイプのラーメン店で、食事をしていた二人。ここまではよくある光景です。たくさん食べないRさんは、K先輩が替え玉を食べるのを待っていたとのこと。 「よく食べるな」くらいの感覚でいたそうですが、K先輩が食べ終えて二人で六本木一丁目駅に向かっていると、驚くようなことを言われました。 「いきなり手を握ってきて。『ラーメン食べ終わるの待っててくれたくらいだから、俺のこと好きでしょ』って。びっくりしました」

帰宅後、怒りのLINEが…

 恋人として親密になるつもりはなかったRさんは、やんわりと告白を断ったのですが……。1時間ほどかかる自宅に帰ったRさんに送られてきたのは、怒涛のLINE。  内容は「よくも自分を弄んだな」と怒り心頭の長文でした。「自分のしていることに気づかないのなら、大学を去るべきだ」とも書いていたそうです。 「いきなり責められて、すごくびっくりしました。私、なにかいけないことしたのかなと」

ここは学問の場、色目を使うな!と理不尽に怒られる

 Rさんの受難はまだ続きます。3年生になりゼミ形式の講義に参加するようになったRさん。独身の助教の講義に参加していました。  分からないことがあればすぐに聞くタイプのRさんは、質問事項を助教のS先生に尋ねることに。ほぼ毎週質問し、ときには、ゼミ形式の講義後の議論が1時間半に及ぶこともあったそうです。 「分からないことを教えてもらったら笑顔でお礼の言葉を返すのが、人として普通のことだと思っていました。でも、男性はそう思わないものなのでしょうか? ある日、帰り際に先生に声をかけられて」 「僕は大学の近くに住んでいるから」とS先生に電話番号を渡されたそうです。当時彼氏がいたRさんは、先生の電話番号を受け取りませんでした。そんなRさんを次週の講義で待ち受けていたのは……。 「いつもと同じように質問をしたら、“塩対応”で困ってしまいました。先生は、私が今までの講義で色目を使っていると思っていたようで……。『ここは学問をする場所だ。色目を使うんじゃない』と怒られてしまいました」