自尊心は心理学では自尊感情と言われ、人間に生まれながらに備わっているものです。自尊心が低いと、あらゆる面で不利になり、社会生活に悪影響を及ぼすことがあります。この記事では自尊心(自尊感情)が低い人の特徴と、その原因と自尊心を高める方法を解説します。

自尊心(自尊感情)が低いとはどういう意味?

自尊心は心理学では「自尊感情」と呼ばれており、一般的に「自分という人格を大切にする」「自分に価値がある」「自分が好き」と感じられる感覚のことを意味します。

自尊心が高ければ高いほど、自分自身を好きになることができ、大切に扱うことができます。逆に低いと、自分を好きになれず、時には自分を傷つけてしまうことすらあります。

自尊心が低い人には特徴があります。自分自身の絶対評価で、高まりもすれば低くもなる自尊心は、低くなった原因を知れば、少しずつでも高めていくことができます。

今回、自尊心が低い人の特徴、そして低い原因と高める方法をお話します。恋愛や仕事など、自分の人生を豊かにするためにも、自尊心を高めていきましょう。

自尊心(自尊感情)が低い人の特徴1【承認欲求が強い】

承認欲求は「他人から認められたい」という感情で、大なり小なり誰にでもあるものです。しかし、自尊心が低い人ほど、承認欲求が強い傾向があります。

どれだけ社会的地位があっても、自尊心が低い人は無意識レベルで自分に自信がなく、常に周囲からの承認がないと不安に陥ってしまいます。

どれほど承認を得ようとも、自分自身に「自分はこれでいい」といった軸がないので、満足することができないのです。

むしろ成功することで、無意識レベルの「認められたい」「愛されたい」といった思いが暴走し、それまで一切見せなかった幼稚な部分が顔を出すことがあります。

自尊心(自尊感情)が低い人の特徴2【自分が好きじゃない】

自尊心が低い人は自分を認めることができず、すべてにおいて否定的な発言や行動が目立ちます。それはまるで自分を痛めつけているかのようにすら見えます。

仕事でも恋愛でも、自分に自信が持てないがゆえに積極的に行動できず、常に他人がどう思っているかを探ってしまい、心理的に落ち着くことがありません。

自尊心が低い人の特徴9選とは?原因と高める方法も解説!
(画像=『Lovely』より引用)

行動しないことで失敗しない代わりに、成長することもできないので、「あれをやってたら、どうなってたんだろう?」と、見つからない答えを求めてさまようこともしょっちゅうです。

そのため自分の本来の能力と程遠い仕事をしたり、恋愛で積極的になれなかったりと、どんどん周囲からの評価も下げていってしまうのです。

自尊心(自尊感情)が低い人の特徴3【自分の考えがない】

自尊心が低い人は、基本的に自分の意見を伝えるのが苦手で、他人の意見に従うことをよしとしています。裏を返せば、「人と合わせている方が楽」という意味にとれます。

実際、彼らには「自分の意見なんて大したことないから、相手の意見に合わせるのが一番」という心理が横たわっています。でも、それこそが自尊心を低くする原因になり得るのです。

たとえば、恋愛シーンで女性が「○○君に任せてるから」と言うのは可愛らしいですが、それが毎回となると、相手は「自分の意見はないの?」と感じてきます。

相手の意見や考えに従うばかりでは、コミュニケーションが一方的になるし、相手からの承認を得ることも難しくなります。仕事や恋愛では、たとえ下手でも、自分の言葉で一生懸命しゃべることに意味があるのです。

自尊心が低い人の特徴9選とは?原因と高める方法も解説!
(画像=『Lovely』より引用)