ビネガー・発酵料理研究家のいわまあきこです。SNSで話題の「麻薬卵」。発酵調味料の旨味を活用してより手軽に、そして体にもプラスになる「魅惑卵」にしてみました。ご飯に乗せるだけでなく、アレンジレシピも2品ご紹介します!

このレシピを試すのにかかる時間

  • 約20分(+ひと晩漬ける)

麻薬卵と魅惑卵

麻薬卵とは半熟卵を醤油ベースの調味液に漬けるだけでできる、韓国発の味付け卵のことです。

誰にでも簡単に作れ、また食べたくなることから中毒性のある卵の意味合いで「麻薬卵」と呼ばれているようですね。

味付けの特徴は、甘味のある醤油味に、ねぎ・にんにく・鷹の爪・ごまなどの香味野菜がたっぷりのいわゆる甘辛味です。

この麻薬卵、化学調味料などで旨味を足すと、とってもとっても中毒性のあるお味になるのですが、ケミカルな味になるのが悩みどころ。

そこで!この醤油と甘さを発酵調味料である醤油麹に変えて、更にお酢を使って作ってみたら、美味しさが底上げされてしかも体にもプラスになる麻薬卵ができました。そのため「魅惑卵」と名付けます!

黒酢の選び方

話題の「麻薬卵」を発酵調味料×お酢でつくる! 体も喜ぶ「魅惑卵」
(画像=『michill』より引用)

写真にあるお酢は、全て黒酢です。ですが一つ一つ味が違います。原材料は玄米または米なんですが、醸造工程や造っている環境によって美味しさが異なってきます。

黒酢の特徴として、他のお酢より色が濃いことがあげられます。これは発酵時間が他のお酢に比べて長く、アミノ酸のメイラード反応によって起こるものです。

熟成期間が長くなると、コクが増し、まろやかな風味に変わります。そのため黒酢には、酸味があまりきつくないものが多いです。

黒酢は他のお酢よりも健康効果が高いと言われ、注目を浴びる一方で色を出すためにカラメル色素などで色を足しているものもあるので、購入時には注意していきましょう。