地魚メニューが人気の居酒屋「酒味浪漫笹や」、ラーメン屋「海魅浪漫ささ屋」を運営する笹やGroupが、地元蒲郡の食品メーカーと協力。

蒲郡の漁港で水揚げされた深海魚「メヒカリ」で作った魚醤を使用した、家庭用の「深海味ラーメン」を4月20日(水)に新発売した。

深海魚のまち

『STRAIGHT PRESS』より引用
(画像=『STRAIGHT PRESS』より引用)

愛知県蒲郡市は、目の前の三河湾から毎朝新鮮な魚介類が水揚げされる、魚の美味しいまち。中でも、県内に4隻ある深海魚船がすべて市内の漁港に所属することから、深海魚のまちとしても知られている。

1年間で14,000食以上を販売

『STRAIGHT PRESS』より引用
(画像=『STRAIGHT PRESS』より引用)

ラーメン屋「海魅浪漫 ささ屋」では、蒲郡の深海魚「メヒカリ」を使ったラーメン「深海味ラーメン」を、塩味、醤油味、味噌味の3種類で提供している。

独特の魚醤風味と毎日でも食べられるような優しい味わいが特徴で、子どもから年配者まで幅広い年齢層に食べてもらい、2021年の店舗オープンから1年間で14,000食以上を販売。この美味しさを全国の人にも味わってほしい、と土産用ギフトセットの開発に至ったという。

「メヒカリ」について

「メヒカリ」は、正式和名「アオメエソ」といい、深海に住む大きさ20センチほどの魚。その特徴は大きな緑色の目で、光が当たると発光して見えるのが通称「メヒカリ(目光)」の名前の由来だそう。

愛知県蒲郡市は日本有数の「メヒカリ」の水揚げ地で、地元ではよく食べられている定番の魚だ。

高校と地元企業が共同開発した魚醤

『STRAIGHT PRESS』より引用
(画像=『STRAIGHT PRESS』より引用)

しかし、「メヒカリ」を唐揚げなどに加工する際、頭を含めた「あら」が大量に廃棄されてしまう問題があったそう。

この「メヒカリ」の「あら」を捨てずに有効活用して作られたのが、魚醤「深輝」。愛知県立三谷水産高等学校の生徒を中心に、地元企業が共同開発した魚醤だ。

『STRAIGHT PRESS』より引用
(画像=『STRAIGHT PRESS』より引用)

「深海味ラーメン」は、この「深輝」がスープの隠し味に使用されている。かけ合わせで美味しくなる蒲郡産の深海魚「メヒカリ」で作った魚醤と味噌で、深海のような深い深いコクのあるスープに仕上げたという。

『STRAIGHT PRESS』より引用
(画像=『STRAIGHT PRESS』より引用)

芳醇な味噌が口いっぱい広がった後に、旨みたっぷりな魚醤が効いて2段階の旨味の波を感じられる。