皆さん、こんにちは。今年に入り、新型コロナウィルス関連のニュースが連日報道されていますが、残念ながら事態はますます深刻化。イタリアやイランで感染者数が急増したことでイギリスでも緊張感が高まりました。この影響で通訳業界も大きく影響を受けており、英会話で話題になることも多いでしょう。そこで今回はコロナ関連の日英表現を取り上げます。
1.「コロナ」
まず、日本語ではよく「コロナ」と略されますが、英語ではcoronaと略されたのを聞いたことがありません。また日本語では「新型コロナウィルス」と「新型」もよく使われますが、英語では「新型」にあたる“novel”は省略され、たいていの場合coronavirusと言われます。「ウイルス」と”virus[váiərəs]”の発音の違いは言うまでもないですね。最近は正式名称のCOVID-19(Covid-19とも表記)もよく使われています。偶然かもしれませんが、今日行ったスーパーではCoronaというブランドのビールが積みあがっていました(苦笑)。
2.「感染者数~名」
英語ではたいてい“~cases”で「感染者」に相当する語を言う必要はありません。またはinfect(~に感染させる:他動詞)を受動態で表すことができます。
例:世界での感染者数は83,000人を超えました。
More than 83,000 cases have been confirmed globally.
Over 83,000 people have been infected (with the virus) globally.
The number of cases now exceeds 83,000 globally.
3.「死者数」
the death toll, the number of people killed, the number of deathsなどが使われますが、単純に動詞dieを使って表すこともできます。
例:死者数は2,800名を超えました。
The death toll exceeds 2,800.
More than 2,800 have died.
4.「潜伏期間」
incubation periodが定訳ですが、思いつかなかったらbefore symptoms show(症状が出始める前)のような言い換えができます。
例:新型コロナウィルスの潜伏期間は?
How long is the coronavirus incubation period?
How long does it take before symptoms start to show?
5.「肺炎」
pneumonia
発音は[nuːmóuniə]で、pは無声音、アクセントは第2音節
例:肺炎のような症状が出たら医者の診断を受けること
Make sure to consult with a doctor if you develop pneumonia-like symptoms.