フードコーディネーター・スパイス香辛料アドバイザーの笠原知子です。中国や台湾で使われている「干豆腐」は、豆腐を加圧して脱水したもので、あえ物や炒め物などに使われる食材。高たんぱく・低糖質なことや、味にクセがなくアレンジがしやすく使いやすい食材であることから、注目されています。今回は豆腐皮を使ったレシピをご紹介します。
このレシピを試すのにかかる時間
- 涼拌干絲 10分
- ピリ辛豆乳麺 20分
豆腐干ってどんな食べ物?
話題の食材「干豆腐」。
中国や台湾で使われている「干豆腐」は、豆腐を加圧して脱水したもので、あえ物や炒め物などに使われる食材。
高たんぱく・低糖質なことや、味にクセがなくアレンジがしやすく使いやすい食材であることから、注目されていますが、自分で料理する食材としては、まだ馴染みの薄い食べ物ですよね。
干豆腐について
中華街の食材店で、干豆腐を探すと、シート状になっているもの、千切りになっているもの、厚みのあるものなど、いくつかの種類がありました。
シート状になっているものは、畳まれて袋に入っていました。豆腐というワードからイメージする柔らかさはまったくなく、厚手の布のよう。
好みのサイズにカットして調理できるので、幅広く切ってパスタやラザニアなどにも使えそうです。味は高野豆腐に似ていて、しっかりとした食感があります。
千切りになっているものは、豆腐干絲という名前で売られていました。
写真は冷凍のもの(右側)とそれを茹でたもの(左側)です。
解凍したばかりのものはごわごわでしたが、茹でたらしんなりして麺のようになりました。
細切りにしてあるので調理の手間もなく、麺料理の代用としても幅広く使えます。のびないので、お弁当に入れるなどの使い方もできそうです。
厚みのあるものは、馴染みの豆腐に一番近い形ですが、かまぼこくらいの固さがあります。炒め物や煮込み料理など、形が崩れずに使えるのがよいと思いました。
3種類買ってみましたが、どれも食感がしっかりあり、味にクセがないので、中華料理以外にもアレンジがいろいろと楽しめそうです。
私は中華街で購入しましたが、近くのTOMIZの冷凍コーナーで豆腐千絲をみつけました。これから、取り扱う店も多くなりそうな予感。
では、早速買ってきた豆腐干を使って、料理スタート!
今回は、千切りタイプの豆腐干絲を使って作った、定番の中華レシピと、麺として使ったアレンジレシピをご紹介したいと思います。