退職金は、金額に応じて正しく使うことが大切です。老後の生活費に充てる人もいれば、投資する人もいるでしょう。老後の不足資金として浮上した2,000万円問題により投資に興味を持つ人が増えていますが、退職金額に関係なく投資を行うべきなのでしょうか。ここでは、退職金の使い道の例について金額別に紹介します。

退職金の種類 

まずは、退職金の種類を知ることが大切です。それぞれの概要をみていきましょう。

退職一時金

退職時に一括で退職金が支給されます。一般的に退職金といえば退職一時金を指すことがほとんどでしょう。

確定給付企業年金制度 

規約型企業年金と基金型企業年金に分けられます。規約型企業年金は、掛け金を外部機関が運用管理し年金給付することが特徴です。また、基金型企業年金は、勤務先とは別法人の企業年金基金が年金資産を運用管理します。

中小企業退職金共済

事業主が中小企業退職金共済に対して毎月掛け金を支払い従業員が退職する際に中小企業退職金共済から退職金が支払われる制度です。

企業型確定拠出型年金制度 

会社が掛け金を積み立てて従業員が自分で運用管理します。退職時の一時金もしくは年金として受け取る制度です。