あなたの周りには「卑屈な性格の人」はいませんか?卑屈な性格の人はどうしてそうなってしまったのでしょうか?卑屈な人は恋愛にも卑屈になりがち?卑屈な人の特徴や心理、その原因に迫ります。特徴や原因を突き止めて卑屈な性格を直しましょう!
卑屈とは?卑屈の意味・類義語・対義語について
卑屈の意味とは
卑屈とは、自分に自信がなく妥協してしまうことを意味しています。意気地のない態度と言う意味が込められています。上手くいかないことが重なったりすると卑屈になりやすいとされていて、どんなことであっても否定的になってしまう人のことを指しています。
卑屈の類義語
「卑屈」に似ている言葉として「自虐」と言う言葉があります。自虐とは自分自身のことを必要以上に攻める事を指しています。自分のことを苦しめるくらい責め立てるさまのことを指しているので、自分自身を嫌っている卑屈と似ている言葉です。
卑屈な性格の人や自虐的な人のことを「こじらせ」とも表現することがあります。こじらせと言う言葉自体は最近言われるようになってきた言葉ですが、相手にとってめんどくさいと思われてしまう人のことを「こじらせ男子」や「こじらせ女子」と言うこともあります。
卑屈の対義語
卑屈と正反対と思われる言葉は「尊大」です。尊大な人と言うのは、自身に満ち溢れていて自分をおごり高ぶっていることを指しています。卑屈な人は自分をさげすんでいることですから、全くの反対であることがわかりますね。
卑屈な人の性格・特徴9個
卑屈な人の性格・特徴その1:自分に自信がない
卑屈な性格の人の特徴として、まず多いのが「自信がない」と言うことです。自分自身に全く自信が無いために「どうせ」と言う言葉がまず最初に出てしまうのでしょう。自分には何もない、自分にはできるものではないと常に思っているのが特徴として上げられています。
日本人には謙虚さと言うのが特徴としてあげられることが多いのですが、謙虚過ぎた結果自分に全く自信が持てなくなってしまうこともあります。そうなってしまうともはやそれは謙虚ではなく、自虐や卑屈と捉えられてしまうでしょう。
卑屈な人の性格・特徴その2:恥を恐れている
人間だれしも生きていれば恥ずかしい思いをしたことがあるでしょう。しかし卑屈な性格の人は極端に恥を恐れる傾向にあります。恥をかくくらいなら初めからチャレンジせず逃げてしまうのでしょう。そのため自分から行動に出ることもしません。
卑屈な人の性格・特徴その3:失敗が怖い
卑屈な性格の人の特徴として先程、「恥を恐れている」と述べました。そちらとも似ている部分があるのがこちらです。失敗することで恥をかいてしまったことは誰しもあるでしょう。失敗することで自分が傷ついたり嫌な気持ちになるのが怖いのです。
絶対できると期待していて、その期待が大きい分失敗してしまったときの絶望感に耐えきれないのです。前向きになれないため無気力に思われがちですが、傷つくことを恐れてとてもデリケートなのです。傷ついてしまうくらいならば自分の殻に閉じこもっていた方がいいと思ってしまっているのでしょう。
卑屈な人の性格・特徴その4:言い訳がまず先に出る
卑屈な性格と思われてしまう人の特徴として上げられているのが「言い訳が先に出る」です。卑屈な性格の人はデリケートである場合が多いですから、自分を守るめに言い訳を先に考えてしまうのです。注意をされても先にまず言い訳が出てしまいます。
卑屈な人の性格・特徴その5:理想が高い
卑屈な正確な人はとてもデリケートであると述べてきましたが、それと同時に「理想が高い」と言う特徴も持っています。ある意味ではこれが一番厄介かもしれませんね。自分の殻に閉じこもって何かを成し遂げようとしないわりには自分の思い描く理想が高くなってしまっているのです。
思い描いている理想が高いのに、失敗や恥じることを恐れてしまっているので余計に卑屈な考えが募っていって悪循環をもたらします。そして同時に理想が高い人ほど完璧主義者である傾向もあります。自分の価値観や基準値が無意識のうちに高くなっていってしまっているのでしょう。
卑屈な人の性格・特徴その6:常に誰かと比べている
卑屈な性格の持ち主は常に他人と比べてしまっている傾向にあります。それは仕事であれ見た目であれ性格であれ、何でも当てはまるのでこちらも厄介なのです。自分の性格がひねくれてしまっていることに自覚をしながらも、どうせ私なんかあの人に比べたら、と卑屈な考えが止まらないのです。
比べる他人との落差が激しければ激しいほどに、更に自分自身を攻めて卑屈な性格が進行して行ってしまいます。他人の優れているところに気づけるのはとてもいい長所であると言えますが、それを自分と比べて卑屈になってしまっているようでは意味がありませんね。
卑屈な人の性格・特徴その7:自分のことが嫌い
卑屈な性格の人の大きな特徴とも受け取れるのが「自分のことが嫌い」でしょう。自分に自信があったり自分の好きな部分が存在するのであれば、はじめから卑屈な考えには至らないですよね。さまざまなコンプレックスなどによって自分のことが嫌いしなってしまっているのです。
卑屈な人の性格・特徴その8:諦めが早い
卑屈な性格の人の特徴として「失敗が怖い」と言う点について述べました。つまりは自分が傷ついてしまうことが怖いのです。傷つくことを恐れて何にチャレンジしたとしても諦めてしまう傾向にあります。頑張ったところで自分には不可能であると言う考えがどうしても捨てられないのでしょう。
卑屈な人の性格・特徴その9:プライドが高い
「プライドが高い」と言うのもなかなか厄介かもしれませんね。完璧でなければ許せない、自分のプライドが高すぎてそれに追いつけない自分にも絶望してしまいます。自信がないのにプライドが高いなんて矛盾しているようにも思われがちですが、卑屈な正確な人にとても多い特徴と言われています。
卑屈な性格の人は、どうしてもめんどくさいと思われがちです。また、卑屈な人の対応に悩んでいる人も少なくありません。
卑屈な性格の人は過去の経験も関係している?
大勢の人の前で恥をかいた
卑屈な性格になってしまった人は、過去に大勢の人たちの前で恥をかいた経験があるのかもしれません。過去の経験からもう二度と恥をかきたくなくて、自分を守るために卑屈な性格になってしまったと考えられます。
大きなトラウマを抱えている
先程述べたように、卑屈な性格の人は恥をかいてしまったと言うように過去にトラウマを抱えている可能背うも考えられます。二度とあのような失敗を犯したくない、波風を立てたくないと言う心理が隠れているのかもしれません。
恥ずかしがり屋で自分をあまり人に見られたくないと言う心理が働いているかもしれませんね。
卑屈になってしまう人の心理・原因5個
卑屈になってしまう人の心理・原因5個その1:愛情を知らない
ここまで卑屈になってしまう人の特徴について述べてきました。では特徴を掴んだところで、卑屈になってしまう人の心理や原因にも迫っていきましょう。卑屈になってしまった人はどうしてそうなってしまったのがきっと原因があるはずです。
まず卑屈になってしまう原因の一つが「愛情不足」です。これは幼少期における経験がとても重要となってきます。幼い頃に十分な愛情が得られなかったり、親が厳しく褒められた経験の少ない子供だった場合、どうしても卑屈な正確になりがちと言われています。
親から褒められた経験よりも叱られた経験の方が多く、そして記憶に残ってしまっているため「どうせ私なんか」と言うような思考に陥ってしまっているのです。
卑屈になってしまう人の心理・原因5個その2:構ってほしさの表れ
卑屈になってしまっている人の中には、自分を見てほしい、構ってほしいと言う心理が隠されている場合があります。しかし誰かにそばにいてほしいと言う気持ちのアピールが上手くできずに卑屈な態度として現れてしまっているのでしょう。
卑屈な性格の人は心のどこかで自分のことを認めてほしいと言う「承認欲求」を秘めています。自分が嫌いだからこそ他人に自分を認めてほしいと心理的に捉えてしまっているのでしょう。
卑屈になってしまう人の心理・原因5個その3:どうせできないと思っている
卑屈な考え方の人は、何をやっても得意なことや好きなものであったとしても心のどこかで「どうせ」と言う言葉がよぎるのです。どうせできない、どうせ私には似合わないと言う心理がいつまでたっても消えてくれないのです。
また過去の失敗経験からトラウマになってしまっている原因も考えられます。どうせ自分には才能がないから、次やっても成功なんてするわけないと言う心理が常に付きまとってしまっています。失敗や恥ずかしかったことをいつまでも引きずっていしまっているのでしょう。
卑屈になってしまう人の心理・原因5個その4:自信はないのに愛されたい
先程、卑屈な性格の人の心理として「構ってほしさの表れ」と述べました。それと通ずるものがあるのがこちらでしょう。自分に自信がないのにもかかわらず、他人から愛されたくて仕方がないのです。つまりは自分のことを愛せないから、他人に自分を愛してほしいのでしょう。
卑屈な性格の人の原因として述べた「愛情不足」ともかかわってくるものでもあります。愛情を知らないからこそ自分を愛せない、しかし愛された経験が少ないことによって他人からの愛を求めてやまないのです。
卑屈になってしまう人の心理・原因5個その5:他者から見られることが怖い
他人に認められたい、愛されたいと言う「承認欲求」が強いのと同時に、他者から自分が見られていることに恐怖を感じている場合も考えられます。自分は相手にどう見えているのかが気になって仕方がないのです。
卑屈になってしまう人の特徴として上げられているのがネガティブ思考です。