女友達の驚きの正体は?
香菜さんの中に若干のモヤモヤはあったものの、その後、しばらくは元通りの順調な関係を続けた2人。ところが2ヶ月ほど経った頃、再び彼のスマホに同じ女友達から連絡がかかってきたのです。
「ちょうどその時は2人でランチをしていました。彼は前の時と同じく、画面に表示された名前を見た途端、すぐ電話に出て『分かった。今から行く』と相手に伝えました」
今度は絶対に行かせたくない。そう思った香菜さんは彼の腕を掴み「行っちゃ嫌だ」と伝えます。しかし、彼は「ごめんね」と言いながら、香菜さんの手を振りほどこうとしました。
その行動に香菜さんは、イライラ。「いったい、どういう関係でどんなトラブルなのか納得するまで説明して」と言い、怒りを彼にぶつけました。
すると、彼はしばらく沈黙した後、「10年間好きだった人なんだ」と吐露。どうやら彼はずっと相手の女性に片思いしていたようで、何度も告白したけれど恋は実らず、結局、友達という関係に落ち着いたとのことでした。
「前回や今回のトラブルも重大なものではなく、彼氏に振られたから消えたいとか、お金がなくて生活できないとかでした。話を聞いていて、彼の中からはずっとその人が消えていないし、これからも消えないかもしれないと思いました」
“女友達のところへ行ったら別れる”と伝えると?
そこで、香菜さんは最後の賭けに出ることに。女友達のもとへ行こうとする彼に「今日、このまま女友達のところへ行ったら別れる。でも、この場でその女友達の連絡先を消してくれたら、これまでのことは今後一切話題にしないし、このまま付き合い続けていきたいと考えてる」と伝えました。
この言葉を受け、彼はしばらく天を仰ぎ、沈黙。しかし、その後、香菜さんの目を見つめ、「僕はあの人を切ることができない。ごめん」と謝り、その場を去っていきました。
「一番近くにいるのに、相手の心は別方向を向いている……そんな恋愛は苦しい。だから、別れてよかったと思います」そう語る香菜さんは現在、自分を最優先してくれる男性と出会い、新たな恋を楽しんでいます。
別の誰かを想いながら、違う人を愛そうとすると愛するほうも愛されるほうも苦しくなってしまうもの。お互いの心が悲鳴をあげないためにも、ひとつひとつの恋にしっかりとピリオドを打っていきたいものです。
<取材・文/古川諭香>
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