この記事では、東京ディズニーランド(TDL)の主要アトラクションにおける待ち時間を解説します。コロナ禍前と後では、待ち時間の長さ・特徴も大きく変わりましたので、その観点を踏まえた情報は必見です。
コロナ禍において東京ディズニーランドの待ち時間はどう変わった?
東京ディズニーランド(東京ディズニーシーも含め)の全体的な待ち時間は、コロナ禍前と比べて圧倒的に短くなっています。その理由としては、緊急事態宣言下やまん延防止等重点措置下はもちろんですが、これらが発令されていない期間に関しても、コロナ禍前よりも入場者数を制限しているためです。
そのためコロナ禍前では、ゴールデンウイークやお盆の期間では、人気アトラクションなどで「待ち時間120分前後」といった長時間の待ち時間が発生することもよくありましたが、2022年4月現在ではほとんど見られなくなっています。
過去よりも非常に短い待ち時間でアトラクションを楽しむことができるようになっている状況ですが、一部のアトラクションでは「エントリー受付」や「スタンバイパス」の取得が必須になってきますので、注意しましょう。
「エントリー受付」とは?
「エントリー受付」とは、いわゆる「抽選券」のことで、キャラクターグリーティングやショーなどが対象です。入園後に東京ディズニーリゾート・アプリで受付することができ、各施設それぞれ1日1回のエントリー受付が可能となっています(無料です)。
【東京ディズニーランドの「エントリー受付」対象施設】※2022年4月現在
◆キャラクターグリーティング
・ミッキーの家とミート・ミッキー
・ミニーのスタイルスタジオ
・メインストリート・ハウス前
・ウッドチャック・グリーティングトレイル
・プラザパビリオン・バンドスタンド前
◆ショー
・ジャンボリミッキー!レッツ・ダンス!
・クラブマウスビート
・ミッキーのマジカルミュージックワールド
逆に言えば「エントリー受付」をしないと、キャラグリーティングは行うことができないケースがほとんどです(空いている場合は、エントリー受付なしでも案内されていることがあります)。そのためキャラグリーティングや上記のショーを楽しみたい方は、入場したタイミングで早めにエントリーしましょう。
「スタンバイパス」とは?
「スタンバイパス」は、「そのアトラクションに並ぶためのチケット」といった意味合いのパスです。「エントリー受付」と同様、入園後に東京ディズニーリゾート・アプリで取得することができます(無料です)。
「美女と野獣“魔法のものがたり”」など、主要アトラクションがスタンバイパスの対象となっており、各時間帯枚数限定で発行されています。全ての対象アトラクションが朝から夜まで埋まってしまったり、スタンバイパスがないと入れない、といったわけではありませんが、人気のアトラクションに関しては朝一番で配布終了してしまうこともあるため、注意しましょう。
それでは、以下は東京ディズニーランドのアトラクション別に待ち時間の傾向を紹介していきます。なお各見出しのカテゴリーは、「休日」の待ち時間がベースです。平日の際はおおよそ10分前後マイナス、といったイメージを持っていただければと思います。
①スタンバイパス取得必須のTDL主要アトラクション
まずは上記でご紹介した、スタンバイパス取得必須のアトラクションです。
美女と野獣“魔法のものがたり”
2022年4月現在、東京ディズニーランドで最も注目されている「美女と野獣“魔法のものがたり”」は、スタンバイパスを取得しないと、平日・休日問わず乗車が難しいケースが多いです。
朝一番で申し込まないと、夜の時間帯のチケットも含めて埋まってしまうことがあるため、美女と野獣“魔法のものがたり”に乗りたい方は、なるべく開園時間~開園時間1時間くらいまでの間に入場(スタンバイパスを取得)することをおすすめします。
なお待ち時間自体は、スタンバイパスで待ち列の人数が制限されていることもあり、常に30分程度が保たれている形です。
②平均待ち時間40分~60分のTDL主要アトラクション
続いて、スタンバイパスはマストではないものの、40分~60分程度の待ち時間が発生しやすいアトラクションを紹介します。
これらのアトラクションは、美女と野獣“魔法のものがたり”ほどではないですが、スタンバイパスも比較的早くに売り切れていくため、絶対乗りたい場合は取得しておくことをおすすめします。
ビッグサンダー・マウンテン
「ビッグサンダー・マウンテン」は、45分~60分の待ち時間が発生しやすい人気のアトラクションです。特に土日祝であれば、朝・昼・夜関係なくコンスタントに並んでいる傾向となっています。
他のアトラクションと比較して相対的に待ち時間が長いと、多くの人は他のアトラクションに遊びに行きます。そのため、45分~60分の待ち時間が表示された30分後などには、待ち時間が15分程度減っているケースもよくあります(ただし逆もしかりです)。
スプラッシュ・マウンテン
「スプラッシュ・マウンテン」も人気のアトラクションであり、濡れるリスクがありながらも、秋冬時期も変わらず待ち時間が長めとなっている点が特徴です。
休日は1日中40分前後の待ち時間が発生することが多いですが、平日の場合はお昼以降はガラッと空いているケースもよくあります。