人生のなかで、一度は通う人が多いのは自動車教習所ではないでしょうか。
日本全国には1200数を越える自動車教習所があります。(令和2年現在)
各県によって学校数は差がありますが、そこで働くインストラクター、事務員、送迎員、合宿の宿舎の職員により業務が毎日行われています。
教習所の事務の仕事内容ってどんな感じ?
教習所の事務の仕事はどんな事をするのか、詳しく見ていきましょう。
大きく分けて仕事は6つ
教習所により多少仕事内容に差はありますが、教習生の入校手続き、配車業務、送迎、仮運転免許証の交付、卒業証明書の交付など、教習生の入校から卒業までをサポートします。
また、高齢化社会に伴い高齢者の免許更新のための講習、認知機能検査も行っています。その他、企業向けの講習、ペーパードライバーのための講習もあります。
働く職員の年齢や人数は
都市部かそれ以外かによって年齢は差があります。
免許を取るような若い人がお客様となるため、40代までの職員が望ましいです。
人数は仕事の量に応じて、少ないところでは4人程度で交代で働いています。
勤務時間はどれくらい?
教習所は朝から夜まで営業しているため、スタッフは1日働く必要があります。
といっても毎日同じ人が1日働いているわけではなく、朝から夕方までの勤務、お昼から夜までの勤務、朝から夜までの1日勤務というようにシフト制のところもあります。
繁忙期、閑散期の差が大きく、勤務時間も変動があります。
教習所の事務の1日のスケジュールは?
1日のスケジュールがどんな風に決まっているのか見ていきましょう。
午前中(受付・配車業務)
高齢者の講習がある日は受付から始まります。申込書の記入、料金の支払対応をします。講習中に講習修了証明書を発行します。
教習所の時間は学校のように1時間目、2時間目という単位で動いています。そのため、次の時間のインストラクターと教習生の割り当てを毎時間行います。
この際、運転の教習は各教習所により教習順序が決まっており、その順序に間違いがないか、内容が前後していないか、適正資格者が教習を行っているかなどを細かくチェックします。
午後(修了検定・仮運転免許証の交付・卒業検定)
検定を毎日行っている教習所は、午後は全て証明書や仮免許証の発行業務をしています。曜日により検定をしていない日がある教習所もあります。
夕方〜夜(配車業務・社用で警察に向かう・翌日の準備)
夕方から夜は平日であれば学校や仕事が終わってから来る教習生がいるため、その都度対応します。
入校日であれば入校してくる教習生への説明や今後の手続きをします。
社用として警察に書類を持っていったり、印鑑をもらったりもします。
翌日の送迎車を利用する教習生への組み合わせなどもあります。
最終時間は翌日の配車準備、受付準備、当日の片付け、戸締まりなどをして1日が終了となります。
この他、時間割には学科教習があるため、受講者の登録や印鑑を押したり、入金、出金、随時電話対応、来客対応などがあり、事務というよりはフロント営業に近いでしょう。