福井県永平寺町にある曹洞宗の大本山永平寺。その魅力を伝える「えい坊館」で、最新のテクノロジーを用いたデジタルアートを創造している「チームラボ」の映像とともに、神秘的な坐禅体験をしてみませんか?
永平寺町魅力発信交流施設・えい坊館とは
福井県永平寺町にある曹洞宗の大本山永平寺から車で15分、または、えちぜん鉄道勝山永平寺線の松岡駅から徒歩3分のところにある交流施設です。
「禅と食と酒の魅力味わいプロジェクト」の拠点として、大本山永平寺をはじめとする永平寺町の歴史や文化を知ることができる他、永平寺町のブランドSHOJINの紹介や、チームラボ制作の映像を見ながら禅体験ができる禅文化体験ゾーンなどがあります。
team Lab(チームラボ)とは
チームラボは、プログラマー、エンジニア、CGアニメーター、建築家など各分野のスペシャリストが集う「ウルトラテクノロジスト集団」。
デジタル技術を駆使した「デジタルアート」は、お台場にある森ビル デジタルアート ミュージアム エプソン チームラボボーダレスや、豊洲にあるチームラボプラネッツ TOKYO DMM.comなどの常設のミュージアムをはじめ、さまざまな観光地とコラボレーションして展開されています。
「禅文化体験ゾーン」で神秘的な坐禅体験
それでは、交流施設・えい坊館の「禅文化体験ゾーン」で体験できる神秘的な坐禅体験の様子を、以下で詳しくご紹介します。
1.事前準備
入り口には、坐禅に使用する座布団・坐蒲(ざふ)とスリッパが置かれており、自由に利用できるようになっています。靴を抜いでスリッパに履き替え、坐蒲を手に中に入ります。宇宙のような漆黒の空間が広がっている部屋を、中心まで進みましょう。
2.神秘的な音と映像を楽しむ
室内で観ることができる作品名は、鳥道(ちょうどう) - 黙坐(もくざ)/ The Way of Birds - Seated Contemplation。
数千から数万の光の鳥の群れが軌跡を描きながら縦横無尽飛び回る様は、とても美しく神秘的です。その軌跡は、コンピュータ・プログラムによってリアルタイムで描かれており、人の動きに反応してスピードや軌跡を変容させ続けるので、目で見る一瞬一瞬が二度と見ることができない、その瞬間だけの映像となっています。
作品世界に入り込んでいくと、群鳥の軌跡が描く世界と一体になったような感覚が得られ、瞑想へ入っていきやすくなります。