赤ちゃんの写真撮影に欠かせないのがパーツフォトです。生後間もないかわいい赤ちゃんを、余すところなく写真に残したい!そう考えている方も多いのではないでしょうか。

でも、一見簡単そうに思えるこのパーツフォト撮影、実は写真の出来栄えが撮影技術に左右される意外と難しい撮影なんです。

そこで今回は、「プロカメラマンが教えるパーツフォトの撮り方」をご紹介します。撮り方のポイントをおさえることで、家の中でもスタジオクオリティの写真が撮れますよ。ぜひ参考にしてくださいね。

[講師]フォトグラファー aimi

赤ちゃんパーツフォトって何?

プロカメラマンはこう撮る!赤ちゃんパーツフォトの撮り方
(画像=『トランカ』より引用)

赤ちゃんの撮影におすすめのパーツフォトですが、そもそもパーツフォトとはどういった写真のことでしょうか?まずは、赤ちゃんパーツフォトとは何か、またなぜおすすめなのかについてご説明します。

赤ちゃんパーツフォトとは

赤ちゃんパーツフォトとは、赤ちゃんの手足や顔などをパーツごとに写した写真のことです。かわいい赤ちゃんの小さな手足や、赤ちゃん特有の表情をアップにして写真に残します。

生後間もない赤ちゃんは成長著しいですが、パーツフォト撮影をすることでかわいい姿を細かいところまで記録できます。

なぜ赤ちゃんの撮影にパーツフォトがおすすめなのか

パーツフォトは、赤ちゃんの撮影にとてもおすすめです。その理由は、生まれたばかりの赤ちゃんの小さな手足や表情がその時だけの特別なものだからです。

また、赤ちゃんは寝ている時間が多いため、パーツフォトをゆっくり撮影できるという点もあげられます。自然なポーズのまま、かわいいパーツフォトの撮影をしましょう。

赤ちゃんパーツフォトの活用方法

赤ちゃんのパーツフォトの写真は、部屋に飾るのに最適です。
家族写真や赤ちゃんの全身の写真とともにパーツフォトも並べて飾りましょう。バランスよくおしゃれに飾ることができますよ。

赤ちゃんパーツフォトの撮り方|おすすめのカメラ設定

プロカメラマンはこう撮る!赤ちゃんパーツフォトの撮り方
(画像=『トランカ』より引用)

赤ちゃんパーツフォトは、被写体がとてもシンプルです。一見撮影しやすく思えますが、実は難しいのがシンプルな写真の特徴です。

そこで、ここからは赤ちゃんパーツフォトの撮り方について、カメラの設定から詳しく説明します。ポイントは「きれいなボケ」と「光の当て方」です。ぜひ意識しながら読み進めてくださいね。

おすすめのカメラモード

赤ちゃんパーツフォトの撮影におすすめのカメラモードは、絞り優先モードです。できるだけ絞りを開けて(F値を下げて)ボケをつくりやすくします。

絞り優先モードにすると、シャッタースピードはカメラが自動で決めます。そのときに注意が必要なのは、同じ場所でカメラを構えていても、被写体に対する光の当たり方やカメラの向きによってシャッタースピードが変わる点です。シャッタースピードが遅いと、手ブレの原因になるので気をつけましょう。

おすすめのレンズ

赤ちゃんパーツフォトにおすすめのレンズは、明るい(F値の小さい)マクロレンズです。

明るいレンズを選ぶことで、ボケをいかした雰囲気のある写真が撮れます。また、マクロレンズであれば、被写体に近づいてもしっかりとピントを合わせた撮影ができます。被写体に近づくと背景のボケが大きくなるので、さらに雰囲気のある優しいイメージの写真が撮れます。

マクロレンズを持っていない場合は、クローズアップレンズフィルターもおすすめです。撮れる写真に制限はありますが、マクロレンズと同じような効果があります。ぜひ試してみてくださいね。

プロカメラマンはこう撮る!赤ちゃんパーツフォトの撮り方

Kenko レンズフィルター AC クローズアップレンズ No.5 49mm 近接撮影用 349069

シチュエーションに合わせたカメラの設定方法

カメラの設定は、シチュエーションに合わせてこまめに変更しましょう。赤ちゃんパーツフォトの撮影では、撮影をおこなう部屋にどの程度の光が入るかが重要です。

まずは、部屋の明るさに合わせてISO感度を設定しましょう。ポイントは、撮影時にシャッタースピードが1/60を下回らないようにすることです。1/60より遅くなる場合は、ISO感度を上げましょう。