コロナ禍で、ペットが教えてくれる大切なこと

昨年より続く、新型コロナウィルス感染症の拡大。
その正体は徐々に明らかになってはきているものの、未だに衰える兆しが見えません。そんな中、ステイホームや、三密を避けるニューノーマルなライフスタイルで、心や体に支障をきたす人たちも多くいると言います。
ところが、犬や猫を飼っている私たちのニューノーマルは、少し違っている様子。

そこには、愛犬・愛猫を心から大切にしている飼い主さんたちの強い思いがありました。
「自粛は、ストレスではなく、愛するペットを守ることに繋がります」誰かを愛し、護ることは、自分を護り大切にできるということ。
言葉を持たないペットたちが、コロナ禍で教えてくれた大切なこととは?

飼い主さんの一番の心配事は
自分がコロナに感染した後のペット

コロナ禍で、ペットが教えてくれる大切なこと
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

認定特定非営利活動法人 動物愛護社会化推進協会が2020年5月に実施した、第一回目新型コロナウィルス感染症予防対策に伴う日常生活とペットの関係の変化に関するアンケート調査(※1)に続き、2020年11月にペピイのお客様を対象におこなった第二回新型コロナウィルス感染症予防対策に伴う日常生活とペットの関係の変化に関するアンケート調査(※2)では、6割以上の人が「以前より健康に気を付けるようになった」と回答を寄せています。 その理由は、ただひとつ。自分や家族が感染すると、ペットの世話ができなくなるからです。2020年5月に行った第一回目のアンケート調査も今回の調査でも、飼い主さんの一番の心配事は「自分がコロナに感染したらペットはどうなる?誰が預かってくれるの?」という疑問でした。その不安は新型コロナ感染症が終息しない限り続くことでしょう。 ならば、ペットのために自分たちにできることを、今は徹底するしかありません。 病気に罹患(りかん)しないための予防対策にはマスク着用、手洗い、ペットを清潔に保つことに加え、外出制限や会食などの様々な「自粛」も含まれます。これは、多くの人たちにとって「ストレス」と「我慢」の連続。 ところが、愛犬家・愛猫家にとって「自粛」は大きなストレスにならないと感じる人も多いようです。

※1⇒「第一回新型コロナウィルス感染症 感染拡大予防対策に伴うペットに関するアンケート調査」について
※2⇒「第二回新型コロナウィルス感染症 感染拡大予防対策に伴うペットに関するアンケート調査」について
(認定特定非営利活動法人 動物愛護社会化推進協会のサイトにリンクします)

愛犬・愛猫との間に生まれた
「素敵な密」

今回のアンケート結果でも約7割の人がコロナ禍で「ペットがいてよかった」と答えており、自粛やステイホームで「ペットの世話が今まで以上に十分にできるようになった」 愛犬家は「散歩の回数が増えた・散歩時間が長くなった」と、ステイホームを肯定的にとらえた人も少なくありませんでした。 社会の中で「密」を避けなければならない「ニューノーマル」の中で、愛犬・愛猫との間に生まれた「素敵な密」! そこから飼い主さんは多くの気づきを得たようです。 そこで今回は、コロナ禍の中で変化した、飼い主さんたちの「気づき」について、簡単にまとめてみました。

新型コロナウィルス感染症拡大!

大切な我が子(愛犬・愛猫)のために、絶対にコロナに罹患してはならないと考える。

感染の原因となる行動を、自粛する。自粛も我が子のためと思えば、我慢やストレスを感じない。

感染予防のため、部屋の掃除やトリミング、ブラッシングなどにも自然と念入りに。

人間社会での「三密」は避け、ステイホームで我が子との「密」が深まり、愛情が増す。

我が子とじっくり向き合う時間が増え、我が子から与えてもらう癒しに改めて感謝!

コロナに罹患しないために、世話係である自身の健康に徹底的に気をつけようと思う。

ステイホームで時間が増えた分、愛犬との散歩時間も増加。適度な運動で心身ともにリフレッシュ!

「我が子を幸せにすることは、自分を幸せにすることに繋がる」と実感!ペットのおかげで、自粛ストレスは軽減。健康も維持。「我が子よ!ありがとう!コロナ終息まで、一緒にがんばろう」(^^♪

コロナ禍で、ペットが教えてくれる大切なこと
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

人は「愛する誰か」のために頑張ることができる生き物です。
それが、物言わぬ「我が子」であれば、なおさらの守ってあげたいと思うもの。
例えこれがコロナ禍の中でなくとも、そもそも「ペットがいるから外食はほとんどしない」「寄り道をせず仕事の帰りが早くなった」「ペットがいるから、ペットが同伴できる場所以外は、旅行は行かなくなった」というのは、よくある話です。 中には貯金が全くできなかったのに、ペットのために積立預金を始めたところ、何のストレスも我慢もなく順調に貯蓄額が増えていったという飼い主さんもいます。 掃除が大嫌いで部屋中が汚かったのに犬を飼ったとたん、部屋をきれいに片づけるようになった飼い主さんもいるとか。

ペットがどのような一生を送るかは飼い主である自分次第。
ならば、ペットの幸せのために自分ができることは何だろうと、飼い主なら誰もが考えるものです。
留守をしてペットが寂しい思いをしているのなら「ペットが待っているからなるべく早く帰ろう」と思うはず。ペットが病気をした時や、お金が必要となる時のために「ペット貯金」をしようと思うはず。掃除がされていない汚い部屋でペットがいることはペットの健康にも悪く決して快適ではないはず。自分のためにはできなかったことでも、我が子のためなら喜んでできるようになる。「犬や猫が好き!」とはそんな思いと常にセットなのです。