北陸新幹線の開業で、人気の高まる富山県。「美味しい魚」「お米」など海の幸・山の幸がイメージされますが、実は言わずと知れた絶景の宝庫なのです!山奥の秘境や世界遺産、雪が織りなす風景など、思わず息を呑むほどの絶景がいくつもあります。そんな自然に恵まれた富山県の、一度は見たい絶景!をご紹介します。
1. 散居村展望広場
砺波平野に広がる散居村を一望できる展望スポットです。眼下には散居村が広がり、立山連峰や日本海まで見渡せることもあります。とくに夕日が沈む時間帯が美しく、5月の田植えの時期には田んぼに張られた水が水鏡となって夕日を反射します。展望広場には大型駐車場やトイレ、休憩できる東屋があります。
2. 雪の大谷
標高2,450m、室堂近くの「大谷」の道路を除雪しできる雪の壁を「雪の大谷」と呼びます。春の黒部アルペンルートの代名詞ともいえる人気のスポットで、雪の壁の高さはナント20mになることも!歩行者用専用道路(大谷ロード)として開放した片側を歩くことができ、迫力満点な「雪の壁」を間近で見ることができます。
世界的にも有名な「雪の大谷ウォーク」、訪れる観光客は思わず「お~!」と声を上げてしまうほどの圧巻な風景。まさに、一度は行きたい冬の絶景!ですね。
3. 黒部峡谷の紅葉
富山随一の紅葉の名所「黒部峡谷」。黒部と言えば「トロッコ!」というぐらいに有名な電車に乗れば、深い峡谷の大自然を堪能できます。谷の奥へ行くほど紅葉は色濃くなり、針葉樹林の緑とのコントラストは息を呑むほどの美しさです。
車窓からの眺めもさることながら、途中下車をしてトレッキングや秘湯巡りをしながら紅葉を楽しめるのもココの楽しみ方のひとつです。
トロッコ電車でめぐる、まさに秘境の絶景です!
4. 蜃気楼
日本で蜃気楼が見られるって知っていますか?
富山湾の魚津は、昔から蜃気楼が見えることで有名です。ただいつでも見られるわけではなく、気温や風などの条件が重なると発生する自然現象です。
蜃気楼には「春の蜃気楼(4月~5月に多い)」と「冬の蜃気楼(11月~3月に多い)」があり、「春の蜃気楼」は平年10~15回程度しか出現しませんが、「冬の蜃気楼」は視界さえよければ毎日のように出現します。「同じ形のものは二度と現れない」といわれ、伸びたり縮んだり反転したり、気象条件により色々な形の蜃気楼を見ることができます。
蜃気楼を観賞するには、富山湾が一望できる魚津港周辺がオススメですよ!
5. 黒部ダムの観光放水
立山黒部アルペンルートの人気のスポット、そして日本一の高さを誇る「黒部ダム」。戦後の日本経済復興期に生じた、膨大な電力需要のために始まった黒部ダム建設は、延べ1,000万人の労力と7年の歳月が費やされました。
毎年6月26日~10月15日までの期間中は観光放水が行われ、毎秒10トン以上放水される様子は想像以上の迫力です!「黒部ダム展望台」や「放水観覧ステージ」、「新展望広場」、「黒部ダム堰堤」など、ダムの真上や真横など様々な角度から放水の様子が観察でき、それぞれに違った感動があります。晴れた日の午前中、運が良ければ放水に掛かる虹も一緒に見ることができますよ♪